AIがもたらす仕事、教育、日常生活への影響について論文・事例から考察(ChatGPT・AGI)
前回に書いたnoteに引き続き、今回も自分が最近持っているAIに対するこころ構えのようなものを整理しようと思います。
前回の記事はこちら
どんなことでも(あらゆる分野で)AIを使うことは避けられないと仮定して使うことを試みる
自分がやっていることにAIやChatGPTが関係ないと思わないようにしています。
こちらはChatGPTの開発元のOpenAIが先日出した論文です。(DeepLによる翻訳をもとに修正)
このようにほとんどの人に影響を与えることが示されています。
ChatGPTの新しい使い方は毎日どんどん発見されています。こちらの方は、データ解析すらChatGPTに頼んでいます。
さらに、おそらく
AIに身体を持たせる動きも進む
と思われます。
現実世界で作業しなければならないこともロボットと組み合わせてAIがする可能性は高いと思われます。つまりドラえもんのようなロボットの誕生です。
こちらの例では、ロボットにAIを組み合わせて生命科学実験の自動化が進められています。このように手作業が必要と思われる作業ですらAIロボットがするようになる可能性があります。
研究者はAIが進化してもなくならない職業とよく言われます。さきほどのOpenAIの論文でもつぎのように書かれています。(DeepLによる翻訳をもとに修正)
しかしつぎのような事例を見ると、研究者であればずっと安泰というわけでもない可能性もあります。
このように研究開発関連では、実験の代わりにAIによる問題の解決も進んでいます。つまり研究者にもAIの影響を大きく受ける層が一定数いる可能性があるとみています。
なお、読み込めていませんがこちらのOpenAIのテクニカルレポートにもGPT-4を活用した創薬関連の研究の例が載っているそうです。
※日本語に翻訳してくださった方がいました。
また、ロボットに関連してですが、ドラえもんのように身体までいかなくても、すでにChatGPT×音声のサービスはつぎつぎと誕生しています。
なお、ChatGPT×音声についてはこちらの記事でまとめました。こちらの記事の電話GPTを一度利用するとその可能性のすごさに気づくと思いますのでぜひ試してみてほしいです。
AIを使いつつ、AIがすべてをするようになってもいいように生きていく
この話はいまのところ十分にうまく言語化できなていないので、また追記したり整理したいと思います。
例えば、教育は遠くない未来にAIにまかせることが大幅に増えると予想しています。正直、いまの教員が教室でしている授業は効率的に学べるAIによるものに変わってもおかしくないと思います。
そうなるとすると、教員が空いた時間で生徒に対してより重要なことに取り組める可能性がある一方で、変化に対応できない教員もある程度出てくることもあるでしょう。
わたしはすこしだけ家庭教師をしていますが、もともといわゆる一般的な勉強だけを教えているわけではないので、AIは大歓迎です。むしろChatGPTがリリースされたのを知って、速攻で会員登録をしてもらいました。(詳細はこちらの記事)
ほとんどの仕事はそこまで影響を受けないと考えるひともいるかもしれせん。
しかし、
注意しなければならない点は、ChatGPTの開発元のOpen AIではさらに進んだ研究が行われているということ
です。
OpenAIのサム・アルトマン(Sam Altman)CEOはインタビューで、「AGIに慣れてもらうには、革新的な技術を一気に出すよりは徐々に出す方がいい」と答えています。
AGIとはなにか?という方のためにWikipediaを引用しておきます。(ちなみにAGIとはドラえもんのようなもの、と理解する人もけっこういるようです。)
これは一気に出すと世界のみんながびっくりして混乱するということだと思われます。そのため、わたしもふくめて多くのユーザーが想像しているよりはるか先に進んだことが、OpenAIの研究開発の現場では行われている可能性は高いです。
このようにして、ゆくゆくはほとんどすべての仕事がAIにされる可能性があると考えています。そうなったときに人間はなにをするのかが問題です。そのため、わたしはそうなったとしてもしていたいことを今からできる限りしていようと思っています。
たとえばAIがすばらしいnoteを書くようになっても、なんらかの形で考えていることのアプトプットはしたいとか、AIがあらゆる種類の絵を人間よりすばらしく描くようになっても毎日絵を描いているだろうな、とか思っています。
このたとえが合っているのかわかりませんが、将棋やチェスのプロの方もAIにもう勝てなくても将棋を打つことをやめないですよね。そしてそのファンも、AIに勝てないから見たり応援したりしてもしょうがない、とはなっていません。
とはいえ、しばらく(?)は過渡期だと思われるので完全にそのような生活をすることはむずかしいという面もあるでしょう。まずはワード、エクセル、パワポなどのOffice製品を使う作業がMicrosoft 365 Copilotによって行われることが予想されます。そのような作業をする人から削減されると思われますが、ロボットが肉体労働の作業をすることなどはもう少し時間がかかりそうです。
(「AIを使いつつ」という話についてはまた追記するか別の記事で書きたいと思います。)
まとめ(with ChatGPT)
AIを使うことは避けられないと思い、あらゆる分野でAIを使うことを試みている。
AGIに慣れるには、革新的な技術を一気に出すより徐々に出す方がいいとOpenAIのCEOは述べており、OpenAIの研究開発の現場ではさらに大きく進んだAIが開発されている可能性がある。
将来的には、ほとんどすべての仕事がAIにされる可能性がある。そのため、現時点で自分がしていたいことをできる限りしていようと思っている。