就寝前の15分間の使い方で語学力をあげる
先日、audibleでAtomic Habitsをもう一度聞いてみようとしたら
いつの間にか「聴き放題対象外」になっていた。残念!
あれを読むと怠け者の私の「時間管理術へのやる気スイッチ」が入るのに。
そこで私は似たような本をaudibleのアプリ内でさくっと探した。
すぐに見つかった。タイトルはわかりやすく
「習慣を変えれば人生が変わる」
きっとこんな本はいっぱいあるに違いないのだけれど
表紙のデザインや作者の名前をぱっとみて私は聞いてみようと判断し
すぐに聴き始めた。思いの外よかった。著者はドイツ人で日本語に翻訳されたものを聞いているのだが、Atomic Habitsよりも聴きやすいような気がする。
その中で
「就寝前の15分、明日の予定を考えることに時間を使おう。
眠っている間に潜在意識が明日の予定に取り組んでくれるから。」という部分が私の記憶にぐさっと残った。ふと思い出したのは昭和の懐かしの不思議家電「睡眠学習機」だ(笑)そんな魔術のような効果を期待しているわけではないが、おそらく記憶のメカニズムに寄り添う形で理にかなっている気もする。起きてすぐに何をやるべきかの起動力も上がりそうだ。
でも、私は明日の予定を15分も考えるのは無理だと思った。予定だけでは少しつまらないとも思ったのと同時に一つのアイディアが浮かんできたからだ。昭和の睡眠学習機っぽくこの本のアドバイスを変化球でやってみようと思った。
就寝前の15分間、私はドイツ語のノートを読み返すことに5分。柔術の技のノートを5分。明日の予定を5分で15分使ってみようとおもったのだ。思い立ったが吉日。私はベッドに入るときに2冊のノートを持ち込んだ。ドイツ語のノートはlanguage exchange後に自分の言いたかったことをchatGPTに簡潔に訳してもらったドイツ語訳だ。がっつりと暗記をすることは敢えて避けているものの、時折読み返すことは会話力にも役立つ。それをルーティン化するのに就寝前はいい気がした。これを1ヶ月ほど続けてみて、私のドイツ語会話力にどれだけの効果を見せたかを後日まとめてみようと思う。
長年の不眠傾向をこれで解消してみたいという密かな目論見もある。
初日と二日目は非常にいい感じだった。柔術のノートにたどり着く前に眠気が襲ってきた。三日目は終日外出したせいで疲れ切っており、ノートをベッドに持っていくことも忘れていた。まさに三日坊主!
でも、私はやると決めたらやる女(笑)四日目からまた就寝前のドイツ語ノート読みを再開した。もうこのノートはベッド脇にほぼ置いておくことにした。就寝前の新ルーティンが根付き始めている。私の暗記のスイッチは普段、語学学習のためには切ってある。(新しい語彙を増やすことは必須ではあるが、暗記しよう!覚えよう!という回路には絶対に載せないようにしている)自分の思考や意見や考えや実際に経験したことなどと結びつけて、ふわっと記憶に残すにとどめる。そしていずれ自然に定着し、自然な発話につながるのを待つのだが、今の私のドイツ語ノートは自分の経験をドイツ語化してあるものなので非常にいい感じで記憶がたどりやすい。そして5分も読んでいない気がする。本の数分、さっと目を通し会話の中で頻度が高そうな部分は少し声に出してみたりもする。
そして、この新ルーティンに伴い、私はドイツ語の不思議な効果を思い出した。
勉強しようとすると眠くなるのだ(笑)信じられないことに睡眠の質まで上がってきている。プラシーボでもなんでもサプリや薬なしで眠くなるならこんな素晴らしいことはない。今年の夏は「麦茶で眠くなる」と自己暗示をかけて大成功したので冬の私の睡眠薬は就寝前のドイツ語ノートを5分読むことにしようと思う。
さて語学的な効果の程はいかに?