レコードでジャズを聴く冬の夜
夫が突然レコードプレーヤーを買ってきた。
きっかけは最近、実家から持って帰ってきた数枚のレコード。
「いいじゃん、レコードプレーヤー買って聞こうぜ」と言われた。
本当に買ってくると思っていなかった。
初めてCDラジカセを手にしたのはいつだったかな。CDを初めて聴いた時の感動は今でも鮮明に覚えている。当時の私にはとても綺麗な音に聞こえた。
レコードが出す冒頭の雑音やら、操作の煩わしさやらから解放されて
すぐに曲が始まること、曲を簡単に飛ばせること、CDが連れてきたすべてのことが素晴らしく思えた。
時は流れて、つい最近、音楽仲間の歌の人から昔発売されたというCDを頂いた。
でも、今、我が家にはCDを再生するものがない。探せばCDウォークマンはどこかに眠っているかもしれないけれど、通電するコードがもうないかもしれない。
でも聞きたい!瀕死のiMacにCDドライブがあることを思い出し、恐る恐るCDを入れてみる。奇跡的に動いた!何年振りかでiTunesを操作し、CDから曲を取り込んでみた。この操作も久しくやっておらずやり方を一瞬思い出せなかった。なんとか取り込みは完了し、今度はまだいくつかあるiPodを引っ張り出してきた。ケーブルの差し込み口がでかい(笑)通電したら何の問題もなく動いた。iTunesとiPodの同期。これも本当に久しぶりで手間取ったがなんとかiPodに曲を落とせた。
そこで、はたと気づいた。イヤホンがない。
iPodはbluetoothがない。そうだ!iPodを差し込んで聴いていたスピーカーがどこかにあったはず。幸いこれはまだ捨てておらず、このスピーカーで無事にその方の歌を聴くことができた。CDプレーヤーがなくてこんなに苦労するとは思わなかった。最近は音楽をAmazon MusicやYoutubeで聴いていたのでCDの時代は完全に終わった、終わるかなと思っていた。
そんな状態からのまさかのレコードプレーヤー。
まだ設置場所も定まっておらず箱の中に入ったままだが
子供の頃に聞いていたブチブチというレコードのイントロ前の音。
針がレコードに落ちる瞬間。(おそらく自動だと思うが)
いろんなものを想像して楽しんでいる。
実家から持って帰ってきたのは中森明菜やユーミンのLP数枚。
でも、最初に聞くのはジャズにしたい。実は横浜はジャズの街。
ジャズレコードの専門店なるものもちらほらあるのだ。
気になるけど、プレーヤーないしなぁと入ったことがなかった
レコード屋。訪れるのが今から楽しみだ。
大人になって初めて買うレコードは何になるだろう。