息なんてできない
今日の思い出は夜の海へ
ビンにふたをして沈めておこう
ときどきざぶんと潜っては
きらめくそれを大切に眺めるの
月が呼んでるから行かなくちゃ
夢がくれた魔法の時間に閉じ込められて
飛び散った花火は星になる
どんなに願っても 瞬間は止まらない
苦しいくらい痛いくらい
それは誰も受け取れられないもので
暗闇で目をつむったとしても
見えてしまうから泣きそうになる
海が呼んでるから行かなくちゃ
さらわれて飲まれても次はきっと魚になって
水面越しの夜空を覚えるわ
のぼる泡を数えて 恋占いをしましょう
花火を映したあなたの目は宝石のよう
きっとこの指に似合うはず
そうこの指と指の間から
見える笑顔が息を止める
月が呼んでるから行かなくちゃ
夢がくれた魔法の時間に閉じ込められて
飛び散った花火は星になる
どんなに願っても 瞬間は止まらない