境界線パーソナリティ障害
精神科医でもある岡田尊司著の
「境界性パーソナリティ障害」
という本を読んでしまいました。
実は
わたしは実家で療養してる時に通院していた県立医大病院で、
診察中に
医師のパソコンを横目で盗み見した時に
病名の欄を見てしまいました。
そこには、
うつ病中程度、
境界性パーソナリティ障害
と
打ち込まれてました。
落ち込んで鬱々してたので、
「うつ病」は納得してましたが、
境界性パーソナリティ障害という病名は、
医師からは言われてなかったので、
けっこう驚いて、
ネットで調べました。
境界性パーソナリティ障害って、
ベースにある性格によって
何タイプもあるんですよね。
大概の人って、
どこかのタイプのいくつかの項目の特徴には、
該当するんじゃないでしょうか?
わたしも
自分に当てはまるような項目があったので、
そうか、
わたしは境界性パーソナリティ障害なんだ!
と思いこんでしまいました。
(今から思うと、クソが!って感じ)
境界性パーソナリティ障害は、
ベースの性格により
①強迫性の強いタイプ
生真面目で潔癖で妥協できない性格。
代表的な有名人として
ヘルマン・ヘッセ。
一言で言うと異常なくらい神経質なタイプ。
②依存性が強いタイプ
代表的な有名人として中森明菜
③失調型の傾向が強いタイプ
ガラス細工のように繊細。
精神的不安が強く、
一時的に幻聴や幻覚が出たり、錯乱したりする。
④回避性の強いタイプ
傷つくことに敏感すぎる。
自分が傷つくことを極度に恐れる。
⑤自己愛性が強いタイプ
過剰な自信と劣等感を抱える。
一見すると自信に満ち魅力溢れ、
強い精神力を備えた人物に見えるが、
気分の起伏が激しく、
不安に駆られたり不機嫌になる。
⑥演技性が強いタイプ
性と外見にこだわる。
男性らしさ女性らしさを強調する。
社会的成功をおさめても、
空虚感や虚しさを持ち続けてる。
代表的な有名人として飯島愛。
⑦反社会性が強いタイプ
危険なスリルを求める。
危険に対する無頓着さや、
権威に対する反発を特徴とする。
危険に身を晒してスリルを味わうことが、
大きな快感である。
代表的な有名人として
ジェームス・ディーン
⑧妄想性が強いタイプ
愛する人も信じられない。
人が信じられず、
裏切られてるとか悪意をもたれてると
邪推するタイプ
⑨未分化型パーソナリティのタイプ
低年齢に多い。
快・不快という瞬間的な感情に支配され、
非常に衝動的。
⑩発達障害がベースにあるタイプ
症状が複雑すぎる
以上。
10パターンもあるんですよ!
大概の人、
多かれ少なかれ、
どこかのタイプに近い性格をもってる
んじゃないでしょうか??
もちろん、
度を越してれば病的ってことなんでしょうが。
少しなら、
なんらかの似通った性格もってますよね。
私は、
自分は依存性の強い
境界性パーソナリティ障害と思い込んでました。
あっ
自己愛も強いし、
反社会性もあります。
ちょっぴり危険なスリルも好きかも。
不機嫌にもなりますよ!!
若い頃は、
確かに気分のムラがありました。
生理前はイライラするし(当然!)、
特に恋愛面においては、
感情的になり、
男性に突然冷たくあたったり、
怒ったりしてたかもしれません。
かつ、
やはり「見捨てられ不安」というか、
別れることに恐れも抱いてました。
でも、
今から思うと、
若い頃の恋愛なんて、
そんなの普通ですよね。
若い時から、
落ち着き払って達観した恋愛って
逆におかしくありません?
すでに
縁側の老夫婦みたいに
穏やかな凪のような恋愛って。
笑
特に、
向精神薬を飲み始めてから、
感情がコントロールできなくなり、
不安も強くなり、
夫の電話が冷たく感じたり、
電話がなかったりすると、
精神的に不安定になってました。
夫は、
主治医が
境界性パーソナリティと診断名を
つけたことを信じてたので、
やはりそうだ!
依存性が強い!
パーソナリティ障害だ!
と
ほざきました。
あっ、
言ってました(笑)
「薬」を飲んで、
おかしくなってると主張した
わたしの母にも、
いや、
若い頃から依存性が強かった。
甘えてきた、頼ってきた。
それが可愛かった時もあるが、
境界性パーソナリティ障害だ。
と
ほざきました。
わたしは18歳から夫とつきあってます。
しかも当時は一人暮らし。
3歳年上の彼氏に頼って甘えるって
普通ですよね。
しかし、
本当に精神科医がつける診断名って、
あてになりませんね。
向精神薬が抜けて、
すっかり穏やかになり落ち着いた私。
夫のことも放ったらかし。
「見捨てられ不安」って何?
って感じです。
でも
向精神薬を飲んで不安定だった時の
私の方が可愛かったかもしれません。
「こんな精神病の奥さんなんて嫌だよね。
パパには負担だし可哀想。
別れたいよね、別れた方がいいよね」
なんて
泣きながら言ってました。
夫は
ママのことは見捨てないよ。
なんて言ってくれましたが、
元気になった今、
そんな甘いやりとりは皆無です(笑)
向精神薬って、
本当に頭を変にする薬ですよ!
話が逸れましたが、
真面目に、
境界性パーソナリティ障害の話ですが、
この症状は、
永久に続く固定した性格ではないと
岡田尊司医師は述べてます。
多くは思春期から青年期、成人早期に
現れる嵐のような状態。
通常は数年で治り、
多くは30代半ばから落ち着き始め、
年齢が上がるとともに改善して
落ち着いていく。
その過程で、
その人自身が己の性格の問題を克服して、
どういう生き方をしたかによって、
魅力的に成熟できることもある。
と
述べてます。
要するに、
人間誰しも若い頃未熟で、
成長するにつれ、
達観して自分の欠点を克服して
いくってことだけじゃないの?
と思いました。
人間の成長過程として、
よくありがちな当然のことに、
境界性パーソナリティ障害なんていう
難しい病名与えてるだけのような気がしました。
ちなみに、
その後、
わたしに初診20分で
双極性障害2型という病名をつけた
精神科医もいました。
大きな有名な精神病院の部長ですよ。
誤診も甚だしい。
その誤診で、
わたしは、
気分安定薬やメジャートランキライザーの
多剤大量処方で、
廃人へとなっていったわけです。
真剣に
誤診で訴えたい!
と思いましたけどね。
大体
抗うつ薬が効かなくて
(そもそも効かなくて当然の薬)、
抗うつ薬の作用でちょっと変になると、
双極性障害2型と病名変更されて、
更なる永遠の薬漬け地獄へ導かれるのですけどね。
双極性障害2型の症状も微妙ですよね。
そんなの性格でしょ!!
というような内容です。
双極性障害2型は、
作られた精神病として有名。
日本ではまだあまりそのような
情報は入手できませんが。
若い恋愛時に、
中森明菜的な行動をとっちゃった!
って人は多いと思いますよ。
手首を切るのではなくて、
愛しすぎてベッタリになって依存しすぎちゃうみたいな。
普通は、
そういう恋愛の失敗を繰り返して
学んでいくわけです。
ちなみに
境界性パーソナリティ障害は
向精神薬では治りません。
性格だから(笑)
だから、
逆に「薬を盛られる」心配はない。
若い時は悩めばいいってことですよね。
見捨てられ不安
見捨てられるのなんて、
誰でも不安ですよ。
特に若い時なんてね。
結局は
去るもの追わず、なんですけどね。
達観できるようになるってのも
寂しいものです。
あぁ
男の前で泣き叫んでみたいわ。
(昔はちょっぴりしてましたよ)