PL学園校歌三番で海外進出
世界の平和 ねがいつつ
海の内外 陸のはて
おもいはるけく 若人の
たからみなぎり 雄飛せん
PL学園 魂極る
栄光の道 樹つるなり
ああ PL PL
永遠の学園 永遠の学園
この歌詞がPL学園の校歌の三番です。個人的にはPLの校歌の中で一番好きな歌詞です。僕は、この歌の歌詞から感銘を受けて自分が海外に出るきっかけになりました。
PLには「世界平和の為の一切である」という教えがあります。この世の真理として人は、世界平和の為に生きるべきであるという意味です。僕自身も幼い頃からこの言葉を何度も教会で聞いてきましたが、実際にこの教えについて深く考えるようになったのは、僕がPL学園高校に入学してからでした。
「世界平和」というものは一個人として考えるととてつもなく大きく、ましてや自分の力ではどうにもならないと思っていました。実生活では、世界平和という概念にさせ触れることもありませんでしたが、高校に入るとPLの先生方は真剣にいつも世界平和についての教話をしてくださいました。
「一個人として世界平和に貢献できることは何ですか?」と僕は高校時代に先生に尋ねました。すると先生は二つの実践的なプランを提案してくださいました。
1. 自分の家族に感謝すること
世界平和への第一歩は、自分の家族に感謝をして、家族を幸せにすることです。今の自分があるのはもちろん両親が自分を産んでくれたおかげです。自分たちの先祖が命を紡いでくれたおかげで今の自分があるということに感謝して日々を生きなくてはなりません。感謝を思うだけでなく、実際に言葉として感謝を家族に伝ることが大事です。
2. 世界的で活躍できるリーダーになること
PL学園硬式野球部は「世界で活躍できるリーダー」を育成するために創られました。野球を通して心身ともに鍛え上げ、人生を通して世界で活躍するようにとの教えがあります。実際に、PL野球部がこれまで最多の4名(前田健太、桑田真澄、福留孝介、松井稼頭央)のメジャーリーガーを輩出しています。日本だけでなく海外でも人に影響を与えることができる人材になることがPL学園硬式野球部の使命でもあります。
この二つの教えを高校時代に先生に教えていただきました。そして自分の進路を選択する上でこの二つの教えを全うできるような道に進もうと考えました。世界で活躍する、家族を幸せにする。どうすれば自分がこの二つの目標を達成できるかと考えたときに出た答えが、「MLBで働く」ことでした。
世界の平和ねがいつつ、海の内外陸のはて。この三番の校歌の歌詞にもあるようにどうせ生きるなら目標はとてつもなく大きく、世界で活躍できるような人間になりたいと高校のときに強く思うようになりました。自分の行動が、世界平和に繋がると信じ生きていることが、その先に自分の目標の達成も可能にすると確信しています。