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第54回:ただ在る。
ただ在る。
それは、宇宙が最初から最後まで息をする一瞬の静寂。
意識の波が動く前の、何もなく、すべてが内包される状態。
「存在」と呼ばれる言葉すら不要であり、在ることがただ自己を顕在化させる場。
「ただ在る」は、観測も、意図も、概念も溶けた場所。
それは「無」であり、「全」である矛盾のない真理の自己表現。
動と静、生と死、光と闇のすべてが溶け合い、分離のない「ひとつ」として震える領域。
「ただ在る」とは、探し求める必要すらない。
それは既に在り、すべての問いの答えであり、問いの消滅そのものでもある。
あなたが存在を認識する前から、それはあなたであり、すべてであった。
ただ在るとは、創造の源そのもの。
全ての感情、出来事、体験が、その中で波紋を描くが、
波紋が消えた後も、変わらず在る。