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前向きになってきた可愛い母
おはようございます。今日は父の病院におむつや着替えを持って行く日なんです。車で1時間の大きな良い病院。
病院の近隣に住む妹と合流して遅いランチを食べます。
普段は外食ができない(パニックシンドロームゆえ)彼女の楽しみなひと時でもあります。母も、安心するし、また妹に会えるのも嬉しいでしょうし(^^)
母はすべて父に頼って生きてきた人。たとえば家庭の光熱費支払いとか家計の管理すべてをです。
でも考えてみたら・・・私も現在はそう・・・😂。
マイレージを貯める目的もあり、航空会社のクレジットカードで全てを支払うようにしていますが、保険関係は旦那さんがプロなので笑、お任せだし・・・考えてみたら、他の管理関連、ほぼ全てお任せ。(子が心配してくれたから、夫がもしもの際の、ファイルを作ってくれました^_^✌🏻)
でも、私の私的な可愛らしい支出は、自分のささやかな英語教室のお月謝からさせていただいています♡。生徒さん、ご父兄ありがとうございます🙏🙇♀️
母の話に戻ると・・・
父が体が不自由になり、病院にほぼ入院したきりになるにつれ、心がとっても弱くなっていったのですね。
父が天国に行くのを悲しんで憂鬱さを増して行く母でした。
私や夫は近所に住んでいるのでできるかぎりのことをして、明るく過ごせるようにしているのですが、
それでも、父が回復には向かわない状況の中、
お正月の後、優しい孫たちも東京に帰ったあとからは、
しだいに弱くなって行く姿に私たちも心を痛めていました。
それで、旦那さんとも合意で、母に
「ママ、もしパパが天国に行っても、経済的なこともママの世話も私たちがちゃんとできるから、何も心配しないでね。平安が大事だよ。メグも(夫のニックネーム)そう言っているから」
と
ある日、話しました。
すると、大人しい母ですからそんなに感情を表さないのですが、
でも、嬉しそうな、ほっとしたような雰囲気で微笑んで
「ありがとう」と言いました。
それから、徐々に、明るくなって行っています。
89歳で背中も曲がり、また持病もあるので、かなり不安だったのだろうと思い、もっと早く言葉にして言ってあげていたらよかったなあと思いました。
言葉にして、きちんと伝えるって大事なんだってあらためて感じた時でしたね。
そういえば、母が・・・
私が15歳くらいの時だったか・・・こう言いました。
「言葉にしないでも伝わるというけど、言葉にしないと伝わらないことが多いのが現実なんよ・・」って。
母なりの意味があったのでしょうけれど、15の私には、印象的な言葉でした。
そういう、切り取られて脳裏に焼き付いているような言葉ってありますね。
だから、今回も、”わかっているとは思うけれど・・・”という思いでしたが、きちんと言葉で伝えたことは、ほんとうに良かったなあ・・と実感するくらい、母は明るく前向きになってきたのです! そういうものですね。
ホッとしました・・・。
昨日も、元々はすご〜〜〜〜く遠慮する性質の母から、
「お大根のお漬物を届けるついでに、お弁当を買って行くから一緒にお昼を食べる?」
と連絡があり、
杖を突きながらお昼過ぎにやってきてくれました。
以前は、こちらが心からウエルカムなのに、玄関に持ってきてくれたものを置いて帰るくらい気を遣うというか・・遠慮がちな母でしたから、
孫たちもそんな母の姿に、
「遠慮する性格がかわいそう」と言っていました。
母をゆっくり長居させるために、娘が気を利かしてさりげなく熱いお茶を入れてあげて、飲まないと帰れないよ・・という雰囲気の、暗黙の口実(笑)を、つくってあげたりもしてくれていました。😂
まあ、そんなこの頃です。
「歩ける」のが元気に暮らせるのには一番大事なことです。
恥ずかしがり屋の母が、昨日は、
「介護保険証を役所で申請して、ママも歩行や筋肉強くするリハビリに行こうと思う」
と、言った時は、
内心びっくりでしたが
「ああ、いいこと、いいこと。そうしよう。長生きの秘訣は歩けることだからね」と言って喜びました。
人間って、父もそうですが、
年齢を経て人に頼らないと生きて行くのも難しい時期になるにつれて、
謙虚になっていきますね。
父も母も、ほんとう〜〜〜に変わりました!笑
おかげで私もいい意味で変化できたので
「人生は上手くできているなあ」と思います。
変わるんです・・・時間と共に、人心も、環境も・・・。
だから、歳をとっていくのも、悪くないですよ。
不要なものがとれていって、
そうですね・・・どんどん自由になっていくなあと思うんです(^^)。
ありのままになるというか・・ 自分をガードしていたものが溶けていって消えちゃう・・そんなかんじ。
自由になると楽チンになりますからね。
楽に生きていくのが一番だな。
若い人も、時に、本当は不要な鎧カブトでガッチリな自分にふと気づくことってあるのではないでしょうかね。
そんな時は「ああ、重いものは脱いじゃおう・・」って、
気楽に考えたらいいと思います。
20代の自分に、かなうものなら過去に遡って、
言ってあげたい言葉ですね笑。
では明るく
病院にいってきま〜〜す!