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心の基地

一日の終わりに
どうしても何かが書きたくなる。
今日は、保育園の日で
だんなさんが最近は保育園の日は車で送ってくれて
終わるまでどこかで待っていて
また迎えにきてくれる
送迎してもらうって、なんかいいよね


10時45分には、かならずきてくれるんだって思うと
すごく安心するんだなぁ


昔のこと思い出したんだけどね
私はエアロビクス(古い笑)のインストラクターを
アルバイトでしていたんです
20代の頃・・
それで多分すごく時間があったからだったと思うんだけど
そのアルバイトに彼(だんなさん)がついてきてくれて笑
待っててくれて、それでまた一緒に電車で帰るという・・笑
電車代ダブルで使って、アルバイトして笑
なんか、いっしょにいるとすごーく安心したんだなぁ


子どもが幼稚園くらいから集団生活に入ると
いろんなことがあって
「ええ・・? どうやって育てるのが正解なんだろう?」て
悩んでね
図書館で『心の基地はお母さん』っていう
おじいちゃん先生が書いた名著を借りたんだよね



心の基地・・・


「学校で、怒られたり、誤解されたり、
意地悪されたりしても
お母さんがいつも変わらずに
いつもあったかく抱きしめてあげて
いつも味方でいてあげたら
それだけでいいんです」

そう、その先生はずーっと
最初から最後まで書いておられた
「それだけで、生きる力がつくんです」って・・


図書館で借りたのが始まりで、自分でも本屋さんで買って
何回も何回も読んだ
「子供の心の基地になろう」って


それでも、失敗もたくさんしたと思うし
なんか、いろいろ思い出すと泣けたりする場面もある
ダメな親だったと思う
でも、子供って、
けなげで、
いつも私を愛してくれた


誰でも親になるのは初めてだから 、
失敗してもしょうがない・・
でも時間を子供に捧げることだけは、
それだけはじゅうぶんに、
後悔しないように、したかった

私は、小さい頃、忙しい家だったから
あんまりかまってもらえなかったせいか
自分が子育てするときは100%お母さんでいたかったし・・
それはできた・・
だから、そのことは本当によかった・・
ただそれだけ



なにか、今気づいたんだけど・・・・

自分が子供時代に得られなかったもの・・
親の時間とか、親のおだやかさとか・・
安心感とか・・
受容された感覚とか・・
こう、なんていうのか・・
ゆったりとしたあったかい
ただ、どんな私でも愛されているんだ・・
それでいいんだという感覚・・?

そういうものって
その後、一緒に生きていくあったかいパートナーや
子供・・
そういう存在を通してもらえるんだって

ふんわりふくらんだ
風船みたいな
新しい命みたいなかんじで・・・
あとからでも
こうやってもらえるんだなぁって


かつてもらえなかったもの、
でも、それを、ちゃんと私ももらえたなぁって

ちゃーんと、人生の帳尻は合うようにできている
そんな経験を
できたんだなぁ・・・わたしも


なんで今ごろ、じーんとわかったのかな?


癒されるなんて・・
そんなことは奇跡で
ぜったいに不可能なことと昔は感じていた
どんなに本を読んでも、もがいても
ぜったいに手が届かないものだろうと
心の奥の奥の見えないところで
たぶん、私はそう思っていた


でも・・・ちがう
それはきっと
神様が準備してくれた時というものがあって
その時がきたら
ふしぎな過程で・・

ゆっくりゆっくり
嘘のように

だんだんとだんだんと
むりがないように
癒されていくんだな・・って
今はわかる


「心の基地」は、大人になっても
ちゃーんと、できるものなんだわ