ハーフリバーサル・ポジハーフのすすめ。
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はじめに
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みなさんはリバーサルフィルムもしくはポジフィルムを知ってるだろうか。フィルムカメラを嗜む方なら一度は聞いたことがあるかもしれない。
ネガフィルムとは異なり、現像した段階で写真として完成するフィルムである。
今回はハーフカメラでポジフィルムを使うことについて記載した。
流れとしては、まずポジフィルムの魅力を簡単に紹介し、なぜ今それを使うのかというところと、
次に今回の本題であるハーフカメラでポシフィルムを使うことのメリットについてを述べる。
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目次
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はじめに
ポジフィルムの魅力
なぜポジフィルムか
ハーフで撮るメリット
さいごに
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ポジフィルムの魅力
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文字で書いても伝わりにくいと思われるので以下の画像を見ていただきたい。
どうだろうか、この通りカラーの写真がフィルムに閉じ込められた、宝石箱のような仕上がりである。
そのまま見てみるもよし、光に透かしてみたりするのもよし、ライトボックスを使ってルーペで観察するもよし。
全体を俯瞰してみるのもよし。気に入ったものをマウントするのもいいだろう。
楽しみ方が無限に詰まっているのがこのポジフィルムだ。
そして私はフィルムを始めてこのポジフィルムの魅力に魅了されてしまった。
ポジフィルムで撮影する際には、露出を適正にすることが重要となる。
このフィルムはラティチュードが狭いため被写体の明るさに差がありすぎると明るすぎる方が飛んだり、暗すぎる方が潰れたりする。
ラティチュードの参考値
現在のミラーレス一眼 約12-14
ポジフィルム 約5
ネガフィルム 約7-10
この値が大きいほど輝度差のあるシーンでも飛ばず潰れず撮影が可能となる。この値をそのまま 受け取るなら、ミラーレスを使えばいいじゃないかという話に帰結しそうではあるがそうでもないのが不思議なところだ。
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なぜポジフィルムか
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枚数は撮れないし、撮れるものも限られる。なのになぜこれを使うのか。
それは美しいから、である。
何度言っているが、現像済フィルム、原板が本当に綺麗なのだ。
ルーペで拡大しても破綻がなく、倍率を上げてもちゃんと写っていることを確認できたり写真そのものに立体感がある。
空間そのものを写真というフレームに閉じ込めたかのような感覚になる。
撮影後が本当に楽しいフィルムなのである。
これは言葉を連ねても伝わりにくいかもしれない。実際にポジフィルムの現版をルーペで確認していただきたいところだ。
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ハーフで撮るメリット
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ハーフカメラをご存知だろうか。このブログを見る読者ならもちろんご存知であるだろう。
35mmフィルムカメラの倍の枚数撮影することができるカメラである。
通常のフィルムが大体36枚撮りなので72枚ほど撮影できるカメラだ。
そのかわりに、写真1枚あたりのフィルムの使用面積は通常のカメラ半分、つまりハーフである。
このカメラをポジフィルムに使用することのメリットはいくつかある。
通常の倍の枚数撮影が可能
撮影枚数が多いために気軽にシャッターを押せる。
現像済みフィルムにびっちりと並んだ写真は壮観
メリットはたくさんある。ただ機種は正しく選定しないと後悔するかもしれない。
望ましいものとしては
解像度の高いレンズを持つこと
→低いと、せっかくの写真が眠くなってしまう。
マニュアルで設定が可能であること
→露出合わせが重要なため
AEの場合は露出計内蔵で正しく動作するもの
→露出が適正でないと失敗写真となるリスク
このあたりを抑えておけば問題なく使えるだろう。
機種としてはPEN FTが最有力である
このカメラはハーフカメラで唯一レンズを交換でき、どのレンズの解像度も高いためだ。
時点でPENシリーズだろうか。こちらも色々種類はあるがどれを選んでもそこまで問題にはならないだろう。
私はPEN EES-2を使用している。
私のこのカメラはセレンの劣化のためか、若干アンダー気味に露出が設定されるので1段ほどプラスして撮影をするようにしている。
自分のカメラの癖を把握していたらより正確に撮影することができるだろう。
通常のカメラで使う場合も気を付ける点は特に変わらない。
本当ならカメラとは別の信頼できる露出計を使ってマニュアルできちんと合わせて、というのがあるべき姿ではあるが、簡単に使うならこれが良いのではないだろうか。
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さいごに
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色々準備や知識が必要だが、これまでネガフィルムで撮影してきた人なら大丈夫
今や高価になってしまったポジフィルムではあるが、その存在自体が無くなる前に一度試してみてほしい。
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