【ネタバレあり】『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のツッコミどころ
最初に言っておきます。
この文章には壮大なネタバレが含まれているので、
閲覧は自己責任でお願いします。
じゃあ書くなよって話なんだけど、
誰かと分かち合いたい気持ちもあり。。。
本日、3回目観てきました。
3回目のアッセンブル。
4DXで。
このシリーズ、4DXと相性いいよね。
で、3回観ても42年の長きにわたるサーガの終わりとして、
僕はいい作品だと思った。
思ったんだけど、、、とにかくツッコミどころが多い。。。
これは1回目に観たときからずっと想ってた!!
そして、すでにネットでもいろいろ言われてる(笑)
それを観るたびに、「わかる、わかるよおおおお!!」
と、心の中で叫んでしまう。
僕はこの映画のタイトルは
『スター・ウォーズ/エンドゲーム』でいいと思ってるからね(笑)
とにかく思いついたことバーっと書いちゃうけども、
誰かわかってくれる人がいたらうれしいです。
(以下、ネタバレ)
まず、冒頭のオープニングロール。
そこでいきなりパルパティーンの名前が出て来ちゃうんだよね。
サラッと出しすぎだろって。
過去作においてラスボスだった人が、ここで急に出てくる。
せっかくの新しい三部作なのだから、新しい敵が欲しかったけどねー。
まあ、両親や祖父母の戦いがまだ続いているっていうことなんだよね。
スカイウォーカー家の物語だし。
そのパルパティーンの居場所を突き止めようとするレイたちだけど、
訪れた惑星でいきなりレイのファミリーネーム聞かれるんだよね。
「レイ」だけじゃダメだと。
ちゃんと苗字も言えと。
もうさ、言わせたいんだろ感見え見え。
普通、そんなファミリーネーム聞かないだろ。
警察の取り調べでもないんだし。
しかも、その星にいる一般の子供だよ?聞いてるの。
で、後になってあっさりカイロ・レンからネタバレされるからね
「あなたパルパティーンの孫ですしおすし」と。
ここは流れからしてそうなんだろうなとは思ってたけど(笑)
でも、びっくりなのがレイの父親がパルパティーンの息子ってところ。
いつ生んだ?って。
しかも、シスの子供なのにいい人なの?って。
回想シーンでレイの両親がチラッと出てくるけど、
パパは見た目は普通だし、娘を命がけで守るいい人だよ。
そんな愛と正義のために戦う人がシス卿の息子っていう違和感。
(アナキンは愛のためにシスになったけど、それは後天的なものだからね)
次にフィン。
前作『最後のジェダイ』で、ローズとあれだけ仲を深めたのに、
今作ではびっくりするぐらい絡みなし!
ローズ役の人、前作ですげーバッシングされたからなあ。。。
それが影響しているのだろうか。。。
なんか、かわいそう。。。
(代わりに、フィンは新キャラのジャナと仲良くなってくからね)
で、そのフィンは流砂に飲み込まれるシーンで、
レイに何かを言いかけるんだけど、
結局途中で止めてしまい、その後作中で一切語られず。
その後もポーから「何て言おうとした?」って聞かれるんだけど、
何にも言わないから、結局誰もわからずじまい。
さらに、彼は彼でフォースを感じ取る力に目覚めつつあるようで、
ちょいちょい「感じる」とか言うんだよね。
次回作への布石なのかな?
で、最終決戦。
ここがもう一番「ええ?!」って感じで。
ポーがさ、「敵が多すぎてダメだ」とか弱気になるんだけど、
そこで「こっちも多いぞ、ポー。仲間が大勢いる」
と通信が入った途端、空を埋め尽くさんばかりの味方の救援隊!
いやいや、これ『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、
サムが「On your left」つってからの
イエローサークルで全員集合と同じパターンじゃん。
続く、パルパティーンとレイの一騎打ちもさ、
「余はシスのすべてなのだ!」、
「なら、私はジェダイのすべてよ!」って。
おいおい、これサノスの「私は絶対なのだ」、
「私はアイアンマンだ」ってのと同じじゃん。
ディズニーは『アベンジャーズ/エンドゲーム』の展開に
味をしめたのだろうか、、、?
そんでもって、レイとレンのキスシーンまであるんだけど、
これ何なん?
2人そういう関係じゃないよね?って。
あまりにも感情が高ぶると男女はそうなってしまうのかね?
そして、ラスト。
ここでまたレイがファミリーネーム聞かれるんだけど、
「レイ・スカイウォーカー」って答えるんだ。
なんか『タイタニック』の最後で、
ローズが「ローズ・ドーソン」って言うのと似てるなあって。
愛する人の苗字を勝手にもらうやーつ。
エンドクレジットでハリソン・フォードの名前がなかったのも気になるな。
他にもいろいろあるんだけど、
特に気になったポイントは以上でした(笑)
あと、ちょっと主題とはズレるんだけど、
個人的には今回の"続三部作"でちょっと残念だなと思ったのが、
ライトセーバー戦がややチープだったところ。
いやー、僕はね、エピソード1~3の“新三部作”であったような
激しいライトセーバー戦がすごく好きで。
だって、触れた瞬間に体が焼き切られる諸刃の剣のようなものなのに、
防具なんてつけていないから、攻撃力は最大で防御力はゼロ、
当たったら最後でしょ?
そんな死と隣り合わせの状態で、
速さ激しさMAXで戦いを繰り広げるのってカッコいいじゃないですか!
だから、“新三部作"はどの作品にも、
最後にものすごいライトセーバー戦があるからすごく興奮する。
『エピソード1』のダース・モール vs クワイ=ガン&オビ=ワン
『エピソード2』のドゥークー伯爵 vs ヨーダ
『エピソード3』のアナキン vs オビ=ワン
これを観たときの興奮は計り知れないものがある、、、!!
なお、"旧三部作"はライトセーバー戦は大してかっこよくはないんだけど、
CGもままならなかった時代に、
あれだけの世界観を作り出せたっていうだけで、すべてが印象的だと思う。
そう考えると、「視覚的に特に印象的」なシーンが、
"続三部作"には少なかったように思うんだよなあ。
もちろん、全体の映像技術は高いとは思うけど。
ちなみに、ツッコミどころじゃないんだけど、
救援隊が来たときに、ウェッジを映してくれたりとか、
チューイが最後にもらったメダルが、
『エピソード4』のルークとハンがもらったメダルだったというような、
過去作のオマージュが多かったのは、
今回の"続三部作"でのうれしいところかな。
あと、レイが倒れたときに、かつてのジェダイの声が聞こえるシーンで、
オリジナルのキャストの声使っているのよかったんだけど、
どうせなら霊体で全員出してほしかったな。
で、みんなで倒すと。
(だいぶ中二病感出ちゃうけどw)
ジョージ・ルーカスが引き続き作ってくれていたら、
上のツッコミ部分も含めてまったく違ったものになったと思うけど。
エピソード1~6はセットで捉えられるものの、
7~9はやや別物って感じがするんだよなあ。
でも、J・J・エイブラムスじゃなかったら、
ここまでまとめきることはできなかったと思うから、
彼には本当に感謝です。。。
ありがとう、スター・ウォーズ。