トラウマは、回復しなくても強みに変わるのか
こんにちは、まろにぃです。
過去に起きたつらいことを『強み』に変える。
ほぼ全員がそれができたらいいなと思っていると思います。
私も過去に親から虐待されていた(記憶ないですが…)ようなのでそれを強みにできたらいいなと考えています。
ただ、今回自分の例も踏まえてトラウマまでいくとなかなか強みに変わってくれないなと感じています。
今日は、自分自身の状況を整理するためにトラウマは、強みに変わるのかについて考えてみたいと思います。
トラウマとは
トラウマは、心的外傷のことで、つまり「心の傷」を指します。
ニュアンスとしてだだの「心の傷」と違っているのは、トラウマは、その人の生命、存在に強い衝撃をもたらす事象から受けたものであるという点です。
あまりにも強い衝撃のため、後の人生に様々な影響を及ぼしていることもただの「心の傷」ではないとうことを表していると思います。
トラウマの影響
トラウマの影響として、上記でも記しましたが、あまりに強い衝撃のため後の人生にさまざまな影響を及ぼすことです。
トラウマを体験すると以下のような症状が出ると言われています。
いずれにしても、自分で自分をコントロールしにくくなる点が共通しているかと思います。
また、これらの症状は単独で存在するというよりは複雑に絡み合みあい、結果として、自分の人生に対して「生きづらさ」につながるということになります。
トラウマは強みになるのか
トラウマを強みにする方法として、上記で示した6つの症状を経験する中で得た経験などを使えるということになるのかと思います。
例えば、セクハラ冤罪に遭った男性が、女性は全員クズだという概念を生み、女性蔑視発言をして活動する。
例えば、トラウマ体験から得た悪夢を題材にして作家活動を行う。
例えば、回避行動から一人で活動するような行動に特化し、成果を上げる。
などがなんとなく思いつきます。
おそらくですが、生活する上で武器にしようと思えばできるものは多いと思います。
ただ、幸せかどうかは別問題な気がします。
特に、長期間のトラウマ体験を受けると対人関係障害を患うことになります。
ハーバード大学が75年にも及ぶ追跡調査の研究の中で、人間の幸福と健康に及ぼすたった一つの要素が「よい人間関係」を築くことだと発表しています。
そう考えると、やはりある程度は回復していかなければ強みとして使うことができたとしても幸せになるのは難しいのではと考えてしまいます。
最後に
トラウマは、あくまで防衛本能の一種で、自分を守ろうとして起こっている現象です。
どうしてもネガティブになり、自分を否定しがちになると思いますが、一生懸命守ろうとして考えてくれているんだなと思えば、ほんの少しだけ楽になるのではないかと思っています。