自己犠牲に疲れた人がギバーでいるための考え方
こんにちは、まろにぃです。
最近、よく「自己犠牲をするな」という記事を目にします。
私はHSPですので、これまで何度も自己犠牲をしてきたという実感があります。
自分が疲弊するため続かないというのは、その通りだと思うのですが、一方で、成功するためには「まず与えなさい」と言われています。
今回は、自己犠牲に疲れた人が、成功ギバーになるためにはどのようにすれば私なりに考えてみたので紹介します。
自己犠牲と成功するギバーの違い
アダム・グラント氏の著書『ギブアンドテイク 「与える人」こそ成功する時代』の中で成功するギバーは、自分の利益と他人の利益の両方に関心があると述べています。
成功するギバーは、自分の利益と他者の利益を大きくするため、「勝った負けた」の交渉ではなく双方のパイを大きくしたり、相手を助けつつ自分の利益にもなるようにしたり、その経験から学習しようとしたります。
結果、他人からの信用も蓄積され、長い目で見ると高いパフォーマンスを出せるようになると論じています。
一方、自己犠牲ギバーは他人の利益には関心がありますが、自分の利益はおざなりになり、疲れ果て、燃え尽きてしまいますと書かれています。
自己犠牲に疲れた人が取るべき行動
成功するためには、自分の利益と他者の利益を追求すればいいとわかったとしても、自己犠牲に疲れてしまって与える気になれないという人はどのようにすれば良いでしょうか。
そういう人は、まず自分のことを優先するという感覚を取り戻す必要があります。
具体的にいうと、
①自分のやりたいことをやる
②嫌なことは断る
です。
自己犠牲してきた人は、他者の利益について考えることは十分にできています。足りないのは、自分の利益を考えるという感覚だけですのでそれを伸ばしていけば良いのです。
また、自分勝手に生きたとしても社会は良くなると言われています。
18世紀の哲学者アダム・スミスの「国富論」によれば、個人が自分の利益を追求する行動が、自分たちがまったく意図しないうちに、他の人にも利益をもたらすことがある」と述べています。
例えば世の中の人が、「同じ値段なら少しでも性能が良い製品」「性能が同じなら少しでも安い製品」を買うとすると企業は売り上げを伸ばすために、良い製品を開発したりコストを下げたりと工夫をする。
結果として、それらの製品を使う人の生活は便利になるし、安く手に入るようにもなる。それぞれが自分の利益を得ようとすることは、世の中を良くするための原動力の一つになっていることもある。
自己犠牲に疲れた人は一旦、自分勝手になると決めるのが、まずはいいのかと思います。
自己犠牲に疲れた人が成功ギバーになるために
自己犠牲に疲れた人は、一旦自分の利益だけを追うという感覚を身につけた後、以下のことを徹底する必要があります。
1.「自分の利益を見失わないこと」
2.「自分がコントロールできることだけに力を入れること」
自分がギブをしたと思っても、相手から帰ってくるかは相手の問題です。
一方で、自己犠牲に疲れたという人は、必ず相手からの見返りを求めています。その期待が下回り続けた結果疲れてしまっているんですね。
与えるかどうかは自分でコントロールできます。
自分が「与えたい。与えることによって幸せになる」と理解し、相手からの見返りは気にしないと考えることができれば成功ギバーに近づけるのかなと考えています。
最後に
正直にいうと、ギバーというのは感覚によって違っていると思っています。
例えば、ギバーの人だとしても、1ヶ月後には利益が出ていればいいなと思う人と、1年後に利益が出ていればいいなと思う人、10年後に利益が出ていればいいなと思う人では、全然スタンスが違うと思います。
おそらくですが、10年後に利益が出ていればいいなと思う人からすると、1ヶ月後に利益が出ていればいいと思う人はテイカー扱いになると思います。
逆の立場で、1ヶ月後に利益が出ていればいいと思う人からすると自己犠牲してしまったと思うかもしれません。
残念ながら自分の段階にあった相手でないと高め合うことができないと思うので、徐々に自分のレベルを上げれるようにしたいなと考えています。