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ウイーンで映画「ビフォア・サンライズ」ロケ地巡り

私の大好きな映画の一つ、「ビフォア・サンライズ 恋人たちの距離」の舞台、ウイーンに行き、ロケ地を巡ってきた。

スマホとGoogleマップを駆使したら半日で回ることができた。ほんと便利になったわあ。

映画のあらすじ

電車でアメリカ人のジェシー(イーサン・ホーク)と、フランス人のセリーヌ(ジュリー・デルピー)が出会って意気投合。ジェシーが「明日朝の飛行機までウイーンの街をお金がないから歩き回るんだけど一緒にどう?」とナンパして、二人でウイーンを一晩中おしゃべりしながら歩き回る、というストーリー。

この映画は3部作になっていて、出演者の実年齢通りにストーリーが展開します。

さらにどうでも良い情報。
イーサン・ホークはこの映画で「フランス人と結婚するアメリカ人」というイメージがついたらしく、後に、是枝裕和監督が「真実」という映画で似たような役柄で起用していた。ちなみにこの時のフランス人妻はジュリエット・ビノシュ。

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この後ネタバレがあるので、気になる人は映画みてくださいねー。
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ビフォア・サンライズ ロケ地巡り(映画登場順)

二人の出会った電車。
電車の内部。夫婦喧嘩しているドイツ人から離れた席に座ったセリーヌがアメリカ人のジェシーに会う。この時にジェシーが「英語話せる?」「何読んでるの?」とか、恐る恐る話す感じがめっちゃ自然体で良いのよ
二人の乗ったトラムから見えるマリア・テレジア像
トラムでジェシーが肩に手を回すのではなくて、セリーヌの髪の毛をちょこっと触ってすぐに手を離したりして間合いを取ろうとしているのがドキドキするんですわ。
二人でどこ行こうかと話しながら渡った橋。
夜に舞台をやるという現地のお兄ちゃんたちと話した場所。
南京錠がかけられていて、ちょっとした恋愛スポットになっているらしい。
レコード屋は日曜日定休で残念。レコードの視聴室で、二人とも音楽を聴いているふりしながら目が泳ぐのがね、もう萌えるんですわ
そして前半のハイライト、大観覧車!9時過ぎに乗ったので車内一人じめ。
予約すれば中で朝食が食べられるらしい。
夕方のウイーンをバックにセリーヌがジェシーの首に手を回して「私にキスしたい?」と聞く場面。
そうそう、こういう時は女の子からアプローチするんだよね。で、嬉しそうにジェシーがうんうんと頷くのがもうね、最高にいいのよね。
ちなみに、映画「エリザベート」では皇帝フランツがシシィにこの観覧車でプロポーズするらしい。
観覧車の周りは遊園地になっていて、ぷらぷら歩いて見つけたパンチングマシーン。
ここで撮影したかどうかは不明だけど、もうイメージで撮ってきた。
二人が手相を見てもらったカフェ。
店内よりもテラス席が満席になっていた。手相のおばちゃんの話が後々に何か影響するのかなーと考察したんだけどいまいち分からず。でも内容なんてどうでもいいのよね、きっと。
夜中のドナウ運河を歩いて詩人に「ミルクセーキ」を含めた詩を書いてもらう。
ドナウ運河沿いの道が長距離すぎて、正確な場所を特定できなかった。多分この辺りと検討つけて撮影。ちなみにここから5分ほどで演劇二人組と会う橋があります。
老舗のカフェ。二人で電話ごっこするカフェね。
セリーヌが「友達に電話する」と言って、電話に出たジェシーにいきなりフランス語で語りかけて、ジェシーが「英語の勉強しているんだ、だから英語で話して」というやりとりがニヤニヤしてしまう。
紅茶とザッハトルテを頼んだ。銀プレートは映画と同じ。店内も映画のまま。
お客さんが多くて、店内撮影は流石に差し控えてきた。
電車で出会ったんだけど、実はその時から彼のことが好きだったの、という告白を電話をかけるフリしながら言うかあ。もう口押さえて、キャーと叫びたくなるシーン。
明け方に二人が寝転がって、迫る別れの時間を過ごす場所。
アルベルティーナ美術館の上にあるフランツ・ヨーゼフの銅像。
ジェシーが手すりに乗るんだけど、相当高さがあるし、高所恐怖症には勧められない。
セリーヌがシャツを脱いでワンピースを直接素肌の上に着ているのが時間の経過というか、事後という雰囲気が出ていて、胸熱。
別れの場所、ウイーン西駅。涙ボロボロになりながら半年後にここで会おう!って。
なんでここで連絡先聞かないの!意地張るな!!!と突っ込みながらこっちも号泣するシーンですね。

ロケ地めぐりの順路

  1. ファーストキスのプラーター公園の大観覧車・遊園地
    (徒歩15分)

  2. 詩人と出会うドナウ運河の遊歩道
    (徒歩5分)

  3. 演劇のお兄ちゃんと会う橋
    (徒歩15分)

  4. 手相占いのクライン・カフェ
    (徒歩15分)

  5. 夜明けを過ごすアルベルティーナ美術館
    (徒歩15分)

  6. 電話ごっこのカフェシュペール
    (徒歩5分)

  7. レコード視聴がもどかしいレコード屋
    (地下鉄10分)

  8. 二人が再会を約束するウイーン西駅

これだけ回って半日ほどでした。


今回行き損ねたのは、チェンバロをひく地下のお家と、川上のレストラン、ライブ会場、13歳の女の子が眠る墓地。

うん、墓地は行かなくてもいいな。
あとライブ会場は一人で行くのはちと怖い。


ここまで書いてわかったのだけれども、「ビフォア」シリーズは最高の恋愛映画でありながら、観光地案内の映画なのね。

さて、次はパリで「ビフォア・サンセット」巡りかなあ。


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