見出し画像

赤穂浪士  2020.12.17

12月14日は赤穂浪士が討ち入りをした日。
.
毎年この季節には、何かしら誰かしらが演じるドラマ「忠臣蔵」を観ています。
TSUTAYAで借りたり、CSを録画したり…
.
若い頃には、イケメン岡野金右衛門に恋するお艶に自分を重ねてみたり、
もう少し年をとってくると、惚れた男の小山田庄左衛門を仇討ちに行かせたくなくて無理心中を図る女に肩入れしてみたり。
その後は、世を忍ぶ仮の姿の昼行灯内蔵助に利用されているだけで、いずれ別れると知りながら思いを寄せる浮橋太夫や、内蔵助の妻りくの気持ちにも。
今、今はやっぱり…
矢頭右衛門七の母。
同じ年ごろの息子を持つ母として、討ち入りに向かわせるのは、身を切られる思いだったろうと、考えるだけで涙がこぼれそう。
現代では、ネット上にたくさんの赤穂事件についての見解が載せられています。
それは決して美談だけではなく、実情がどうであったのかとか、あまり良くないことも書かれています。
ドラマにするために脚色されている事は承知の上ですが、それでも四十七士と、その周りの人々が愛しく思えます。
さて、写真は数年前に訪れた、四十七士のお墓がある泉岳寺の御朱印と、彼らがひとりひとり戒名と共に紹介されている小冊子「義士銘々傳」。
東京で仕事の際に近くのホテルに泊まり、朝の散歩に泉岳寺を訪れました。
御朱印をいただいてお墓参りをして、滞在30分位で帰るつもりが、各々のお墓に線香あげて手を合わせていると、気がつけば2時間を超えていました。
慌てて帰り、チェックアウトした思い出です。
赤穂事件が良いか悪いか、吉良上野介は本当にあんなに意地悪な心根の汚い人だったのか、堀部安兵衛は本当にあんなにかっこよかったのか…
謎は謎のまま、私は忠臣蔵ファンのまま。
赤穂事件に考えをめぐらせるそんな時間がとても好きです。


【散在していた書いたものを少しずつnoteにまとめています。】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?