【俳句】残花〜碧 萃生
今日からを残花となせり坂の上
「桜」は春の季語。
「桜」はその後、「落花」「散る桜」「花吹雪」などとなり、「花筏」として喜ばれる。
花が散り果てて、若葉となると「葉桜」と呼ばれるが、これは初夏の季語になる。
この間に、「残花」がある。
読んで字のごとく、散り残っている桜の花のことだ。
桜吹雪を何度も繰り返して、それでもまだ散り残っている花びら。
でも、いったいどれくらいからを残花と呼ぶのか。
50%?
30%?
それとも、残り20%?
調べても、なかなかはっきりしない。
じゃあもう、今日から君は残花だ。
あなたはもう老人です。
僕だって、時々言われる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?