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ひとり身が、ひとりで「告知」「入院」「手術」まで行けるか。その1

人生一度もファンタスティックなことが起こらず、50歳まで独身できてしまい、今後どうなるんだろー、と空を見上げていたら
ガンになりました。
しかも、乳
しかも、全摘
もう、恋も愛もない人生が与えられました。

神様、ひどい!(笑)

とまあ、
「女性も平等な勤労を!」って謳われてる時代に、張り切って働きすぎて
気づいたら政府が手のひら返して
「結婚しろ、子供産め」て時代になってて、
婚期を逃したことに気づいて愕然としてる世代です。

独身、独居、親族が身近に居ない 
 →ある意味トリプルネガティブな私が、一人で手術受けるまでのお話しです。同様な「トリプルネガティブ」なアナタの不安解消になれば・・と思います。(なるかなぁ)

がんの告知と言えば「ご家族と一緒に・・・」

どなたかがnoteで書いていましたが、長女気質は
「何でも一人で決めてから報告する」
そうなんですよね。 
「一人でできるもん!」というか「できないといけないもん!」環境で育っているので、誰かに甘えたり頼るという頭がないのですわ。

MRIと組織検査の結果を通達されるその日、私は当然のように一人で診察室に入りました
先生は
「え?一人?」
というお顔。
「はい、大丈夫です」

話しにくそうにはしていましたが、病院側に「親族と一緒じゃないとダメ」という規則がないのか、あっさり告知してくれました。
まあ、覚悟はしていたので倒れもしませんし
「で、いつ死ぬんですか?」と質問する余裕もありました。

気づくと周りは、団体様ばかりだった。

告知を終えて、看護師さんからの今後の流れを聞くために同じ待合で待っている間、周囲を見渡すと、誰かが付き添いできている人の多い事!
完全に治療が進行中のような人は一人で座っていますが、その他は
ご主人だったり、姉妹だったり、誰かしらつきそって、
一緒に診察室に入っていきます。多い人は3世代5人くらいが一緒に入っていきました。
診察室のイス足りんのでは???
それを見て初めて、
「あ、そっか、普通は親族来るんだ、告知って」
と思ったほど。

ま、一人で生きてきてしまった副作用的な思想ではあるんですけど

「ひとりで聞いてもみんなで聞いても癌は癌」

結果が変わるなら、弟を引っ張り出してきますけど、
変わんないでしょ?と思うんです。

ま、中には動転して一人で冷静に聞けなかったり、泣いちゃって一人で帰れなかったりするんでしょうけど。
随分自分が、残念なほど強い人間になってしまったと気づきました。

ということで
「告知、一人でも大丈夫!」
心細いあなたにお伝えしておきます。

                 ・・・つづく

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