【発覚から術前抗がん剤まで】似合いすぎるウィッグは危険「美容室変えたんだ」と嘘をつくハメに。
間もなく乳がん告知から1年。 未だ自分の病気をちゃんと捉えられてないんですが、少し振り返る余裕ができたので、これまでのことを書き残します。時には面白おかしく書ければいいな、と。
<わたしの経過>
2015年右乳房から出血したのをきっかけに乳腺専門クリニックに1年に1度通院。ずっと、「悪いものではない」と言われて経過観察。
2022年2月突然わきの下が尋常じゃなく痛む。定期健診日前にクリニックに行くと、大きな癌になっていることが判明。しかも両側。
私立の大学病院に転院。 抗がん剤治療を半年するも、担当医の発言、態度を不審に感じ、手術前にセカンドオピニオンを取る。
そのまま築地の国立の専門病院で入院、手術。
<抗がん剤開始&脱毛>
4月頭から抗がん剤は始まりました。
脱毛は2週間過ぎたあたりから始まりました。
最初はちょっと多いかな?程度でしたけど、3週間目が見えたあたりからまあまあ抜けるので、嫌になって、風呂に入るたびに、思い切り引っこ抜いて、結構はやめにスキンヘッドになりました。
<といっても、全部抜けるわけではない>
スキンヘッドとかきましたが、全部抜けるわけではなくて、耳の上とか襟足は結構残ってるんですよね。
ムラがある感じ。 ウィッグから漏れてもいやなので、あえて剃刀で剃ってました。
なかばヤケ気味でしたけど。
そうしないと、ウィッグ用のネットがうまくかぶれないので仕方ない・・・。
<似合いすぎるウィッグ>
私は、普段あまりヘアスタイルにこだわらなくて、手入れがしやすいことを一番に散髪していたんですよね。
ブローもせずに濡れた髪にヘアクリームつけて終わり、みたいな。
それが、綺麗に整ったウィッグを、いや、整ってないウィッグがあればそうしたかったけど、そんなものは存在するはずもなく・・・。 きれいなウィッグを買ったんですわ。
しかも何度も試着して、自分で
「これ、超似合うんじゃん!?」と
店員さんとキャッキャいうほどのものを買っちゃったんで、それが逆効果・・。
<大絶賛に微妙な心境>
着用初日は、超緊張です! 成るべく不自然感がないように、GWの長期休暇のあとから装着しました。
で、 ふだんはもっさりしてる私の髪がイケてるわけですよ・・。
「マーコさん!!すっごい!イメチェンー!いいかんじ!」
「髪きれい!」
と、当然癌の話も抜け毛の話も誰にもしてないので、
美容院にいってそれがうまくマッチしたと思われてるんですよね
普段はなさないような部署の人も
「超いいです!」
とわざわざ言いに来てくれたり・・・
心境、 超微妙! てか、なんて返していいかわからない!
「そうでしょ!」と言い切るあつかましさを持ち合わせてないので
「う、うう・・ん 美容室変えたんだー」
とか適当に流すしかなく・・。
嘘ついてる罪悪感がヒシヒシくるのと、今までの私、そんなに酷かったんだ・・とチクチクと・・。
<もう一回やり直せるとしたら>
で、 抗がん剤決まってから、着用までは1か月半はあったので、今やり直せるならすぐに結構奇抜な髪形に変えて、そのあとウィッグって流れにすればよかったなぁ、と。
これからの方へ
ウィッグをいくら選んでも、いつもの髪形とかわらないってことは不可能です。なので、ウィッグ移行まえに、一度ヘアスタイルを斬新に変えるのも手かと・・・。
お勧めのウィッグやさん
大手カツラメーカーさんのように高くはないけど、親身になってくれるスタッフさんがいて、いいですよ。
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