2月19日 【がん患者日記】友人宅に呼んでもらう
この段階で唯一がん告知の話をしているKが、家にまねいてくれる。
子供もいるので、普段通りの過ごし方だったが、ありがたい。
このKに話をしたのには、理由があった。
3年半前、彼女は夫を癌で亡くしている。 前社時代、ほんとによく旅行も遊びも行ったのだけど、結婚子育てで縁も切れたと思ったが2年半前急に連絡があり、旦那を亡くしたことをきいた。 その後、彼女の子供も含め出かけたり家に遊びにいったりしていた。
彼女に身になってみると、旦那のことを思い出させてしまうような気もしたが、 ガンに慣れてる、近くの友人は彼女しかいなくて、つい頼ってしまったのだと思う。 ひるがえせば、彼女がいなければ、私はひとりで抱えていただろうと思う。
むしろ、2年半前の再開は、このためだったのかと思うほどのタイミングな気がする
この日以降も、MRIや検査の感想や心細さなど、逐一ラインに応えてくれるのは彼女だった。