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[自己紹介]マークルデザインの想い。「ブランドを創る。ブランドを育てる。」

はじめまして、マークルデザインです。

マークルデザインは、ブランディングとロゴデザインを中心にしたブランドデザイン会社です。noteを通じて、ブランディング・デザイン・商標に関する情報を発信していきますので、ぜひご覧ください。

話し手)
アートディレクター・グラフィックデザイナー 武井 衛
ブランディングディレクター・弁理士 潮﨑 宗


■マークルデザインのはじまり

マークルデザイン 武井衛

武井:私は大学卒業後、レマンという広告デザイン会社にグラフィックデザイナーとして入社しました。当時(1998年)、デザイナーやコピーライターのほか、スタイリストやカメラマンも在籍する100人を超えるクリエイター集団でした。レマンで学んだことは「コピーを理解すること」「考えてデザインすること」「伝わるプレゼンをすること」です。これが、私の基礎になっています。
「マークルデザイン」の名称は、私がフリーランスのデザイナーとして起業した2015年に名付けました。マークルは、商品・サービスなどを表す「マーク」に由来しています。
この名前には、「街の個人店でも自分たちの想いを表したマークを持ち、事業に誇りを感じて欲しい」「他と差別化され、事業が成長するお役に立ちたい」という、今も変わらない私の想いが込められています。
マークルデザインの強みは、「お客様の想いを聴く力」「情報を整理する力」「適切に表現する力」だと考えています。そしてこれに、もう一つの大きな力が加わることになります。それが、2022年夏の潮﨑さんとの出会いです。

マークルデザイン 潮﨑宗

潮﨑:そう、あの夏ですね!(笑) 2022年の夏に、武井さんのブランディングデザインのトークイベントに参加する機会があり、ブランディングへの想いがさらに強くなっていきました。
私は弁理士としてキャリアをスタートしましたが、ブランドを守る側からだけでなく、創業者の想いの結晶であるブランドをつくる側からも携わり、真のブランドを築きたいという想いを強くもっていて、勉強を続けていました。
これまで24年の間に15,000を超えるロゴの商標登録をおこない、様々なデザインを見てきました。その会社らしさが現れているものもあり、そうでないもあり、私ならこの方向性で進めるだろうな、など数多のシュミレーションをしてきました。今、そうしたことが「ブランドをつくる」上で活きていると自負しています。

武井:2022年夏のトークイベントは、タニタハウジングウェア様の75周年を機におこなったブランディングデザインの裏側を、谷田社長とお話する内容でした。社内外の調査、課題と魅力の発見、コンセプト概念図の作成、理念の言語化、ロゴデザインのリニューアル、各種デザインツールへの落とし込みまで、一連のブランディングをぎゅっと2時間にまとめてお話ししました。
このイベントを機に、潮﨑さんと幾度となくブランドに対する想いを語り合い、お互い志すものが同じであることに気がつきました。それは「ブランドで社会を良くしたい」という想いでした。

武井)「ブランドの核となるロゴデザインで、お客様を幸せにしたい」
潮﨑)「ブランドを大切にする世の中になれば、きっと社会も良くなる」

■ブランドづくりに境界線はない

武井デザインしたロゴをお客様に安心して使っていただきたい。そのためには、商標のスペシャリストである潮﨑さんの存在は大きいと感じています。

マークルデザイン 武井衛

潮﨑:私は、長く使えてはじめて真のブランドと言えると思っています。同じロゴ、同じネーミングで事業を続けることで、ブランドは育っていきます。そのためには、商標で守る必要がある
ブランディングにおいて、世界観を適切に伝えるデザインはとても重要です。しかし、良いデザインだけど、商標で守られていないブランドが世の中にたくさんあるのも事実です。もちろん、すべてに商標登録が必要なわけではありませんが、ブランディングに携わる者として、ロゴやネーミングをつくる際に商標の視点をもっていることは、お客様に対して最低限のマナーだと私は思うのです。
商標の権利化は、お客様のお考えや事業規模などに応じて様々ですので、その都度、柔軟に対応しています。事業内容を理解しているからこそ適切な商標出願ができる、これも私たちマークルデザインならではだと思います。

マークルデザイン 潮﨑宗

武井ブランドをつくるのに、デザイナーも弁理士もないと考えています。デザイナーだからデザインのことだけ、弁理士だから商標のことだけ、という、昔ながらの縦割りの考えはマークルデザインにはありません。私も潮﨑さんもアンケート調査からコンセプトづくり、コピーも考えますし、当社のコピーライターは、デザインのアイデアも考えます。
もちろん、得意・不得意や専門性による作業の割合は異なりますが、そういった自由な環境がより良いブランドをつくる上で大切だと思います。私たちは皆「ブランドの力で、人を社会を笑顔にしたい」という想いで仕事をしています。

潮﨑:弁理士の仕事は、ブランドを権利化することです。でも私は、守るだけではなく、私自身がブランドをつくれる人間でありたいと思っています。弁理士とブランディングディレクターどちらかを選ぶのでなく、どちらも必要な自分。まだ世の中にない新しい領域の職種かも知れませんね。

私たちが考える「ブランド」の核となるもの

[Brand Core]
1.ブランドの本質を的確に「言語化」すること
2.言語化された内容を魅力的に「視覚化」すること
3.長く使い続けられるために「権利化」すること

ブランドの核

■私たちのコンセプト

ブランドを創る   ブランドを育てる

武井:今、ブランディングという言葉が溢れかえっていて、それに必要なのがデザインの力、みたいな広告を良く目にします。きれいにシュッと洗練されたデザインで、一瞬心を惹かれそうになります(笑)
僕もデザイナーだから分かりますが、デザイナーだからといってデザインするだけじゃダメなんです。ブランドを創るだけでなく、育てる視点があって始めて、未来に続くブランドになるのではないか、と。
お客様が心から安心して使えるブランドを持ち、大きく育って欲しいと願っています。

潮﨑:そのためマークルデザインでは、ロゴについては、原則的に商標の類似調査済みのデザインをご提案するように心がけています。(※1)
ロゴデザインを採用後、調査したら同じ区分で類似のデザインがあった、という話は意外とあります。そうなると、作り直す時間と費用が発生しますので、お客様にそうしたリスクを持たせたくありません。(※2)
※1:2023年以降。お客様のご希望により異なる場合もあります
※2:先行商標をお持ちの方と交渉する方法もあります

武井:こうした考えから、僕らの信念である言葉「ブランドを創る。ブランドを育てる。」といコンセプトが生まれました。私たちはお客様と共に、ブランドを創り、育てていきます。個々の専門領域をリスペクトしながらも、既成概念に囚われない考えを大切にしています。

■私たちらしさ

武井:下のブランディングの流れ(図)で補足しておきたいのですが、ブランディングの手順はこれが基本ですが、必ずしもこのとおりではありません。お客様の状況はそれぞれですから、そのお客様にとってより良い進め方を、お客様と話し合いながら進めえていくのがマークルデザイン流です。

マークルデザイン ブランディングの流れ

潮﨑:お客様にとって必要ないことに時間や労力をかけるのは、双方にとって不毛ですからね。

武井:ただ、お客様は必要だと思っていないことが、実は非常に大切だということは結構あるんですよね。それと同時に、お客様が必要だと思っていらしても、優先順位はさほど高くないこともあったりします。そんなことも、お客様との会話の中から見えてくることも多いんです。

潮﨑:そうなんですよね。だからこそ、お客様としっかり話し合いながら進めていくのが大切で、それが私たちのやり方ですね。

武井:私は起業してから常に「お客様の伴走者でありたい」と思ってきましたし、今後もその気持ちで進んでいきます。ちょっとした相談でも気軽にできるマークルデザインでありたいと思っています。

■サービス・特長

武井:お客様の“今”の課題にお応えするため「ブランディング」のほか、「ロゴデザイン」「各種クリエイティブ」の3つのサービスを展開しています。ロゴだけが必要な方もいらっしゃいますし、グラフィック等の個々のデザインが必要な方もおります。様々なニーズに対応いたしますので、お気軽にご相談いただけたらと思います。

マークルデザイン サービス

潮﨑:マークルデザインの特長は、「ヒアリングからの情報整理」が強みであることです。ブランディング・デザイン・商標のどれも、これをおろそかにしては良い仕事はできません。ヒアリングの良し悪しが、クオリティを左右するといっても過言ではありません。
そして、ロゴデザインの品質はもちろん、企画からデザインまでのワンストップ対応商標の類似調査・登録までも窓口一つでおこなえるのも、マークルデザインならではの特長だと思います。

マークルデザイン 特長

■実績

株式会社タニタハウジングウェア ブランディング
タニタハウジングウェア様は、金属製の雨とい・屋根材・外壁材などの製造・販売をおこなう会社です。75周年を機にロゴのみを変更するお考えでしたが、ヒアリングをする中でコンセプト「雨のみちをデザインする」を社内外へ浸透させたいお話があり、ブランディングを実施しました。


町中華酒場 楽楽 ブランディング
店主より「お酒を酌み交わしながら、もっと楽しく、もっとにぎやかに、気軽に食事も楽しめる酒場。そんなお店にしたい」という、熱い想いとお店のイメージをお聞きし、「飲んで楽しい!食べて楽しい!(楽楽)」というフレーズを作成しました。それを軸に、酒場らしい活気と賑わいを自由な発想でデザインしました。


様々な業種・業態のロゴデザイン


その他の実績は、マークルデザインサイトよりご覧ください。

受賞歴
・Graphic Design in Japan 入選(2023)
・日本タイポグラフィ年鑑 入選(2023 / 2021 / 2020 / 2019 / 2017) 
・日本タイポグラフィ年鑑 ベストワーク賞(2019)
・第71回日本カレンダー展 銀賞(2019) 
・ART DIRECTION JAPAN[東京ADC] 入選(2019) 
・グッドデザイン賞(2019)

メディア掲載
・Graphic Design in Japan(2023)
・アートディレクター/デザイナーの仕事 デザインの手法、思考の源泉(2023)
・日本タイポグラフィ年鑑(2023 / 2021 / 2020 / 2019 / 2017)
・MdNデザイナーズファイル(2022 / 2021 / 2018 / 2017)
・信頼・誠実を大切にする 業種別ロゴのデザイン(2021)
・デザインノート Premium(2024 / 2023 / 2022 / 2020 / 2019 / 2018 / 2017) 
・ジャパン・クリエイターズ(2024 / 2023 / 2022 / 2021 / 2020 / 2019) 
・日本のロゴ&マーク集(2023[Vol.7] / 2021[Vol.6] / 2019[Vol.5] / 2017[Vol.4])
・日本のロゴ・マーク50年(2020)
・ART DIRECTION JAPAN[東京ADC](2019)
・デザイン・メイキング152 デザイナーのラフスケッチ実例集(2018)
・デザイナーのアイデア戦略(2017)

■プロフィール・連絡先

武井 衛 Mamoru Takei
代表取締役 / アートディレクター・グラフィックデザイナー

1975年 埼玉県生まれ。1998年 株式会社レマンにグラフィックデザイナーとして入社。デザイン事務所、学校法人広報部、メーカー宣伝部等を経て、2015年「MARKLE DESIGN」創業。2023年11月 法人化。ヒアリングを大切に、デザインを通してお客様の課題解決に取り組んでいる。
・日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)会員
・日本タイポグラフィ協会会員

メッセージ
「お客様の中にデザインの答えがある」をモットーに、思考の整理・情報の体系化をおこない、コンセプト設計からクリエイティブまで担当します。特にブランドの軸であるロゴデザインを強みに、お客様の想いを形にします。


潮﨑 宗 Tsukasa Shiozaki 
取締役 / ブランディングディレクター・弁理士 

1975年 茨城県生まれ。2000年 鈴榮特許綜合事務所に商標担当として入所。2005年弁理士登録。2019年「株式会社シルベ・ラボ」創設。商標・ブランドに関する案件を中心に、国内外での調査・権利化・コンサル事業に従事。難しい事柄をやさしい言葉で説明することを心掛け、ブランド確立に取り組んでいる。

メッセージ
丁寧なヒアリングとブランドに関する知識を強みに、顕在化していない「やりたいこと」や事業の在り方・方向性を明確にして、適切なコンセプト設計をおこないます。ブランドを守る「商標」に関してもお任せください。


株式会社マークルデザイン
〈本社〉〒102-0083 東京都千代田区麹町五丁目2番地 K-WINGビル10階
〈アトリエ〉〒114-0023 東京都北区滝野川6丁目70番14号

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マークルデザイン 武井 潮﨑

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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