見出し画像
Photo by 725607

【人類の希望】NASDAQ100とは？

Gorilla

NASDAQ100はS＆P500 と同様に世界の注目を集める指数です。
テクノロジー銘柄が多いことから、近年株価は著しい上昇を遂げております。

NASDAQ100は株価だけでなく、クラウドコンピューティングや生成AIなど世界を変えるようなサービスを生み出しております。

本記事では、NASDAQ100がどのようなものかや、購入についての考え方などをまとめさせていただきましたので、ぜひともご一読いただけますと幸いです。


◆NASDAQ100とは？

NASDAQ100は、世界を変えるイノベーションの最前線に立つ企業が集まる、まさに「人類の希望」ともいえる株価指数です。

テクノロジー、通信、バイオテクノロジー、消費財など、私たちの生活を劇的に変える可能性を持つ企業が名を連ねており、未来の成長と技術革新を支える企業群によって構成されています。

NASDAQ100の構成銘柄

NASDAQ100は、イノベーションを生み出す企業で構成されており、さまざまな業界にわたる成長企業が集まっています。

特にテクノロジー関連企業が多いですが、医療、消費財、通信など多様な分野の企業も含まれています。さらに、ASMLなど海外の企業も含まれており、グローバルな影響力を持つ企業が集まる指数です。

2024年現在の主要なテクノロジー関連企業：

  1. Apple (AAPL)：iPhoneやMacを中心に革新的な製品を提供し、世界のライフスタイルを変革し続ける企業です。

  2. Microsoft (MSFT)：クラウドサービス「Azure」やWindowsで、ビジネスから個人の利用まで幅広いテクノロジーを支えています。

  3. Alphabet (GOOGL)：Google検索やYouTubeなどを通じて、デジタル広告と情報アクセスで世界中の人々に影響を与えています。

  4. Amazon (AMZN)：eコマースとクラウドサービス「AWS」で、日常生活とビジネスに欠かせない企業です。

  5. NVIDIA (NVDA)：AIやゲーム、データセンター向けのグラフィックス技術でリードし、未来のコンピューティングを支える企業です。

  6. Meta Platforms (META)：FacebookやInstagramを運営し、ソーシャルメディアとメタバース技術で未来を探求しています。

  7. Adobe (ADBE)：PhotoshopやIllustratorといったクリエイティブソフトウェアを提供し、デジタルコンテンツ制作を支える企業です。

  8. ASML Holding (ASML)：オランダに本社を置く、半導体製造装置の世界的リーダーで、特にEUV技術で知られています。海外企業としてNASDAQ100に含まれています。

  9. PayPal (PYPL)：デジタル決済サービスを提供し、オンラインショッピングや個人間送金を便利にしています。

2024年現在の主要なメディア・通信関連企業：

  1. Netflix (NFLX)：世界中でストリーミングサービスを提供し、エンターテインメント業界をリードする企業です。

  2. Comcast (CMCSA)：ケーブルテレビやインターネットサービスを提供し、アメリカ国内の通信インフラに大きな影響を与えています。

  3. T-Mobile US (TMUS)：アメリカ国内で大規模な通信インフラを提供し、モバイル通信市場をリードしています。

  4. Charter Communications (CHTR)：ブロードバンドインターネットとケーブルテレビを提供する通信事業者で、広範な顧客基盤を持っています。

  5. Zoom Video Communications (ZM)：オンライン会議システムで一躍有名になり、リモートワーク時代に欠かせない存在となっています。

2024年現在の主要な消費財・小売関連企業：

  1. Tesla (TSLA)：電気自動車や再生可能エネルギー製品で未来のモビリティを牽引している企業です。

  2. PepsiCo (PEP)：飲料とスナック食品で世界的に展開し、グローバルな消費者市場で強いブランド力を持っています。

  3. Costco (COST)：会員制倉庫型店舗を運営し、低価格で高品質な商品を提供することで多くの消費者に支持されています。

  4. Starbucks (SBUX)：世界的なコーヒーチェーンとして、日常のリフレッシュの場を提供しています。

  5. Booking Holdings (BKNG)：旅行業界でリーダー的な存在で、オンライン旅行予約サービスを提供し、グローバルな観光業を支えています。

2024年現在の主要な医療・バイオテクノロジー関連企業：

  1. Gilead Sciences (GILD)：HIVや肝炎治療薬の開発で知られるバイオテクノロジー企業です。

  2. Amgen (AMGN)：バイオ医薬品の大手で、特に癌や免疫疾患の治療に注力しています。

  3. Regeneron Pharmaceuticals (REGN)：バイオ医薬品の開発に力を入れており、特に抗体治療で注目されています。

  4. Illumina (ILMN)：遺伝子解析技術のリーダー企業で、バイオテクノロジーと個別化医療の分野を牽引しています。

  5. Biogen (BIIB)：神経疾患に特化したバイオ医薬品を開発し、特にアルツハイマー病治療において大きな期待が寄せられています。

比率

NASDAQ100は、時価総額加重平均で構成されており、時価総額の大きい企業ほど指数全体に与える影響が大きくなります。

テクノロジー企業が多いため、イノベーションを起こす力が指数全体に強く影響しています。

セクター別比率の例：

  • テクノロジー：50%前後（Apple、Microsoft、NVIDIAなど）

  • 通信サービス：15～20%（Alphabet、Metaなど）

  • 消費財：10～12%（Amazon、Teslaなど）

採用基準

NASDAQ100に採用される企業は、世界的な影響力を持つ成長企業が中心で、いくつかの厳しい基準を満たす必要があります。これにより、NASDAQ100は成長力と革新性に富む企業で構成され、特にテクノロジーや新興分野でリーダーシップを発揮する企業が多く集まります。

1. 時価総額

NASDAQ100に採用される企業は、一定以上の時価総額を持つ必要があります。一般的には10億ドル以上が目安ですが、実際には100億ドル以上の大企業が多く含まれています。時価総額の大きい企業ほど、NASDAQ100全体に与える影響も大きくなります。

2. 流動性

株式の取引が活発で、流動性が高い企業が採用されます。取引量が多いことで、投資家が安定して売買できる環境が整っています。

3. 業種の多様性と特化

NASDAQ100には、金融業は含まれず、主にテクノロジー、バイオテクノロジー、消費財などの成長分野に特化しています。たとえば、テクノロジーセクターのAppleやMicrosoft、医療分野のAmgen、消費財分野のTeslaなどが代表的です。

4. 海外企業の採用

NASDAQ100には、ASMLのような海外企業も含まれており、グローバルな成長企業を反映しています。ASMLはオランダの半導体製造装置メーカーで、世界をリードする企業です。

5. 見直しプロセス

NASDAQ100の構成銘柄は、年に1回見直しが行われ、時価総額や業績に基づいて、基準を満たさなくなった企業は除外され、新たに基準を満たした企業が採用されます。

◆NASDAQ100は世界の成長にも連動する

NASDAQ100に含まれる企業の多くは、アメリカだけでなく、世界中で事業を展開しているグローバル企業です。

これにより、世界中の技術革新や消費者の成長需要に応えることで、世界経済全体の成長の恩恵を受けることができます。

たとえば、AppleやAmazonの製品は世界中の市場で愛用されており、これがNASDAQ100全体のパフォーマンスに大きな影響を与えます。

◆なぜイノベーションを起こす企業が集まるのか？

NASDAQ100には、未来を変えるイノベーションを生み出す企業が集まっています。

これは、NASDAQ市場自体が成長性を重視する環境を提供しているからです。

特にスタートアップやテクノロジー企業にとって、NASDAQは成長と資金調達のための魅力的な市場となっており、規制も柔軟でイノベーションを促進します。

さらに、NASDAQ100に含まれる企業は、人類の未来を変える技術やサービスを提供し続けることで、時価総額が急成長する企業が多いです。

自動運転や人工知能、バイオテクノロジーといった分野は、将来の社会を大きく変革する可能性があり、これらの企業がNASDAQ100に集まる理由でもあります。

◆NASDAQ100のデメリット

NASDAQ100には多くの成長企業が集まっていますが、いくつかのデメリットも存在します。

  1. ハイリスク・ハイリターン
    テクノロジーや成長企業に集中しているため、市場の変動に敏感です。特に不況時や業界不調時には大きな下落リスクがあります。

  2. セクター偏りによるリスク
    テクノロジーや通信サービスに偏っているため、セクター分散が少ないです。これはリスクが集中しやすいことを意味します。

  3. 配当が少ない
    NASDAQ100に含まれる多くの企業は、成長を優先するため配当を出す企業が少ないです。安定した配当収入を望む投資家には不向きです。

  4. 為替リスクがある（メリットになる可能性もある）
    円でNASDAQ100を購入する際は、一度ドルに変換する必要がありますので、為替の変動により損益が発生することがあります。

投資を行う上では、上記のようなリスクを考慮して行うことが必要です。
NASDAQ100は景気後退時、大幅に下落する傾向がありますので、投資する際はそれなりの覚悟をしておきましょう。

◆NASDAQ100の投資信託またはETFで購入するタイミング、考え方

株式を購入するタイミングは、投資の成功を左右する重要な要素です。以下のポイントをご参考にしていただき、良いタイミングで投資をしましょう。

  1. 長期投資を基本とする
    NASDAQ100は、長期的な成長が期待できるため、短期的な市場の動きに惑わされず、ドルコスト平均法を使って定期的に積み立てる方法が効果的です。

  2. 市場の調整時がチャンス
    NASDAQ100は景気敏感銘柄が多く市場の変動が激しいため、度々株価が下落します。時折割安で購入するチャンスが訪れますので、その時のためにも投資余力は残しておきましょう。

  3. リスク許容度に合わせて調整
    NASDAQ100は高リスク・高リターンの性質があるため、自分のリスク許容度を考慮し、ポートフォリオの中での比率を調整することが大切です。

    NASDAQ100をポートフォリオのメインに据える際は、短期的には大幅下落するかもしれないという覚悟をしておきましょう。

投資のタイミングについては以下記事でもまとめておりますので、こちらもご確認いただけますと幸いです。

まとめ

NASDAQ100は、人類の未来を形作る企業が集まる、まさに「人類の希望」ともいえる株価指数です。

テクノロジーやバイオテクノロジーといった分野でのイノベーションを推進する企業が多く、未来の成長を期待できる指数です。

投資信託やETFを通じて、長期的な視点で投資し、未来の社会を支える企業群に参加するという選択肢は非常に魅力的です。

ただし、ハイリスクな側面もあるため、リスクを分散しながらの投資が重要です。

最後までお読みいただきありがとうございます。本記事が良いなと思っていただけましたらスキや以下Amazonアソシエイトリンクよりお買い物いただけますと幸いです。

いいなと思ったら応援しよう！