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子供の頃に憧れた生活

本日は、子供の頃に憧れていた生活や働き方の思い出です。

憧れたTV CMの世界

昨夜は自制が効かず、毒を吐きながら、ついつい飲み過ぎてしまいました。今朝はまだ昨日の酒が残り、朝寝坊する羽目になってしまいました。朝起きて、シャワーを浴びて、歯を磨いているときに、ふと子供の頃に観たテレビのCM(確か日立製作所のもの)を思い出しました。

ひとりの男の人がジーンズにポロシャツというラフな格好で自転車に乗り、広大な大学のキャンパス(多分アメリカ)の中を颯爽と走り抜け、沢山の本に囲まれた研究室に通います。昼間はそこで本を読んだり、執筆をしたりして過ごした後、夜になるとまた自転車に跨って家族の待つ自宅に帰っていくというものでした。

これは、私が中学生くらいの頃、大人になったらこういう風に日々を過ごしたいと憧れた理想の生活でした。子供の頃は、こういう自由な雰囲気をまとった研究者になりたかったのか…… と思い返しました。何かを突き詰める専門家としての研究者という職業への憧れは今でも根強く持っています。

夢を追わず、考えもせず

今だったら、~実際に実現できるかどうかは別として~ その憧れの生活を実現する為の道筋を何となくイメージすることが出来ます。でも、当時は漠然とこういうのがいいなあと思うだけで、憧れの生活を夢想するに過ぎませんでした。憧れを実現に移す具体的行動を取ることが出来なかったのです。自分の道を自分で切り開くという強い意志に欠けていました。

その後も漠然と研究者生活への憧れは残っていましたが、研究職では「稼げない」「生活できない」「俺の頭では無理」というイメージが強くあり、諦めました。そもそも研究したい分野も具体的に定まっていませんでした。

企業に就職した選択はOK

大学卒業後は、民間企業に就職し、スーツを着て、満員電車に揺られて会社に通う生活を選び、現在に至っています。世間がバブル全盛期で就職するのが容易だったというのも大きいです。

私が学生だった頃、“就活“という言葉はそんなに世の中に広まっていなかったように思います。日本経済がバブル景気の真っ只中だったので、会社に就職するのに苦労したという記憶は全然ありません。

当時は学生側の空前の売り手市場でしたから、OBがいる会社から呼ばれて、タダ飯を食わせてもらって、話を聞いて、といった繰り返しの日々で、就職活動なんて楽勝やなと思っていました。かなり社会を舐めた、甘い考えの学生に過ぎませんでした。

そうして決めた進路でも、結果的にはそれほど悪くはなかったと思います。ただ、人生後半戦に入った今、もう一度原点に立ち戻り、あの憧れだった生活を妄想してみるのもワクワクします。今朝、なぜ昔の記憶が甦ったのかは謎です。夢想するだけでなく、実際に行動することが必要ですね。

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