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身体も感情も正直だから、素直に聞こう

身体が発する声、湧き上がってくる感情に素直でありたいと思います。

私自身、年齢を重ねる毎に身体の衰えは隠せなくなってきていました。昨年50歳を過ぎてから、肉体の衰えを一層自覚するようになりました。気合で乗り切るのは不可能で、無理がききません。肉体の衰えを自覚した上で、少しでも良い状態を保ちつつ、どうやって長く維持していくかが勝負です。

また、肉体の衰えに加えて、精神的な耐久力も減退してきていて、我慢の限界点がかなり早く来るようになっています。心の平穏を維持することに細心の注意を払わないと、暴走中年になってしまう危険性があります。落ち着いて自分の中の声を聞くという精神面のケアを以前より入念にやるように心掛けています。ストレスの極力かからない環境を確保することが大切です。

目の前のことに朝夕関係なく無我夢中で取り組んで、闇雲に頑張り続けるということはもう出来なくなっています。何が何でも、という執着心がなくなりました。今の自分では、肉体の衰えを精神力でカバーするというのは無理であり、たっぷり休養を取り、意識的に自分を甘やかす時間を許容するようにしています。

ここまで悲観的なことばかり並べ立てましたが、私が言いたかったのは、肉体的・精神的な衰えを自覚した上で、何に自分のエネルギーを重点投入するかに自覚的になろう、ということです。あれもこれもと自分にとってそれほど大切ではないことにまで手を出していては、力が分散されてしまいます。自分ではコントロール出来ないことに思い悩んで消耗するのは、時間が勿体ないと思います。

これまでの経験から、何かを目指して成長する為には、自分の持てる能力以上の負荷をかけ、無理をする必要があることを知っています。その取り組んでいる何かが、自分の人生にとって優先順位の高いことなのであれば、年齢や肉体的衰えを言い訳にして楽ばかりしていては、成功など覚束ないでしょう。燃費が悪くなっているからこそ、無駄なことにエネルギーを割く頻度を抑え、一点集中で効率的に勝負する必要があります。

身体も感情も正直です。長年自分を支え続けてくれていることに感謝し、しっかりと労わりながら進んでいきましょう。

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