勝ち越しは9勝6敗、負け越しは7勝8敗で
本日のnoteは変なタイトルですが、私が普段意識していることを言語化してみます。
大相撲のシステムから
大相撲は、2カ月置きの奇数月に年間6場所(東京で3場所、大阪・名古屋・福岡で各1場所)開催されます。各場所は連続15日間で、毎日違う力士と対戦を行います。15戦の内、8勝すると"勝ち越し"、逆に8敗すると"負け越し"となります。勝ち越せば番付は上がり、負け越せば下がります。勝ち越し続ければ、番付と役職がどんどん上がり、最終的には最高峰の横綱にまで登り詰めることができます。
優勝する為には、15戦全勝〜12勝3敗くらいがボーダーラインになります。横綱には、毎場所それ位の白星を稼ぎ、常に優勝争いをすることが求められます。最高の地位に昇り詰めた者が背負うべき責務であり、勝ち方ですらも時に問題にされます。
横綱の下の大関ならば、コンスタントに二桁勝利(10勝)を挙げ、最低でも勝ち越しで終わるくらいの成績を上げることが期待されています。仮に大関が二場所連続で負け越せば、大関の位から陥落となります。
その下の関脇、小結、前頭(ここまでが幕内力士)の場合は、勝ち越したり、負け越したりとなります。勝ち越せば翌場所は番付が上がり、強い力士との対戦が増えるので、良い相撲を取っていてもなかなか勝ち星に恵まれないこともあります。また、コンディショニングが整わない状態で土俵に上がらなければならないこともあるでしょう。
勝ち越し/負け越し
さて、大相撲の話が長くなりましたが、私は、最終的に"勝ち越し"で終われるような人生を目指しています。できれば、どんな分野であっても、全勝に近いくらい勝ち続けてどんどんと出世の階段を昇りたい所ですが、残念ながら、毎回優勝争いが出来るような横綱級の実力は自分にはないな、と最近は悟りつつあります。
それでも、自分が本気で手掛けたものは、最終的には勝ち越して終わることを目指しています。それもギリギリ勝ち越した8勝7敗ではなく、踏ん張って、もう一勝を積み上げて、コンスタントに9勝6敗の成績を挙げたいと思っています。9勝6敗に拘るのは、勝ち越したという結果に慢心せず、もう一歩でも半歩でも、より良いものを目指す姿勢が大切だと思うからです。
また、逆にどうしても負け越してしまう場合は、諦めずに粘って7勝8敗まで盛り返して終わらせたいと考えています。最終的な結果が負け越しでも、粘れたな、収穫があったな、と思えることが大切だと思うのです。
物事へ向かう姿勢を大切にしたい
ちょっとわかりにくい話になってしまいました。以前のnoteで書いた、勝つ時は大差で、負ける時は僅差で、という発想と根っこは同じです。
右肩上がりでずっと順調に走り続けられる人生は期待していません。三歩進んで二歩下がるでもいい。緩やかにでも階段を上に昇っていることがわかるようにしたいと思っています。