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息子と乗り鉄の旅
日曜日の朝、息子の方から「お出掛けに連れて行って欲しい」とせがまれました。息子の希望は「電車に乗る」です。
息子との時間
私の息子は、幼少期から動物園や水族館や遊園地といったレクリエーション施設には全く興味がなく、ヒーローショーやスポーツ観戦のようなイベント系にもほぼ関心を示しません。これまで無理矢理そういう場所に連れていっても、直ぐに飽きてしまって時間が持たないことばかりでした。この傾向は今に至るまで終始徹底していて、今では休日の過ごし方としてイベントへの参加は諦めています。
そんなこだわりが激しい息子が一番満足する楽しみが電車に乗ることです。基本的には「乗り鉄」で、電車に乗って移動しているだけで満足してくれます。ドアの開閉も興味津々で眺めています。
このため、我が家の定番は、特定の電車会社の一日乗車券を買って、途中下車しながら指定された駅を廻ってスタンプを押すスタンプラリーです。これをやると大抵は満足してくれます。
横浜市営地下鉄を制覇
Stay Home期間中の5月一杯はさすがに遠出は出来ないので、近所を一緒に散歩するのが精一杯でした。大好きな電車にも乗れず、息子なりにストレスがかかっていた筈です。緊急事態宣言解除後の6月中旬くらいから、日曜日毎に神奈川県内を中心に電車に乗る旅を再開しています。
今日の息子の目的は、横浜市営地下鉄ブルーラインの各駅にある駅表示を撮影することでした。ブルーラインは湘南台からあざみ野まで全区間32駅ありますので、各駅でホームへ降りて写真撮影するだけとはいえ、結構な時間がかかります。昼ご飯もコンビニで買ったおにぎりで済ませ、昼前から夕方まで、かかりました。
私が息子にできること
謙遜抜きで今の私が父親として私が息子に使ってあげられるのは時間くらいです。息子の記憶の中に私と二人で過ごした時間が楽しかったと思ってもらえればそれで十分です。
息子に付き合って電車に乗るたびに、「いつまでこのような時間を過ごせるのだろうか」と切ない気持ちになります。息子と二人で過ごす時間は、真剣勝負で向き合わないといけないと思っています。
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