やっつけ仕事を考える
土日イベント明けの月曜日は、消耗した気力と体力が十分に回復に至っておらず、今一つ調子が上がりません。ただ、珍しくthings to doの仕事が次々とやってきたため、何とかこなしていました。部屋に戻ってきても、やるべき些事になかなか取り掛かれず、いつものこの時間(23:10)になっています。連日クオリティの低い記事投稿を続けることにたいして、忸怩たる思いはありますが、不調でも不調なりに歩き続けることの価値を信じ、『やっつけ仕事』というテーマを足早に考察してみます。
やっつけ仕事≠低クオリティ
一般に、準備不足のままぶっつけ本番で着手したり、時間に追われて慌てて対処したりの『やっつけ仕事』のクオリティは低い、と考えられているかと思います。しかしながら、後世に残るハイクオリティな作品や仕事には、切羽詰まってぎりぎりの状態で無理くり捻り出したものであったり、軽い冗談のつもりで呟いたことが、後に具現化したり、というケースが稀にあります。『やっつけ仕事』的にこなしたことが、結果的には予期せぬ大成功をもたらす可能性はゼロではない、という事実を知ると、怠け者である私は大いに元気づけられます。
『やっつけ仕事=低クオリティ』と短絡的に思い込むのは危険であり、どんなに厳しい状態であっても結果を出せる余地は潜んでいる、やっつけ仕事と言われるものの中にも優れたものが潜んでいる場合がある、と考えておいてよいかと思います。
万事それではうまくいかない
尤も、そうした幸運が舞い降りてくる確率は極めて低く、基本的には早い段階から計画的に準備を進め、万全の状態に仕上げてから、物事にあたった方がよいのは言うまでもありません。自分の運命を左右するような勝負に挑む場合、どれだけ準備しても、し過ぎることはない、のは言うまでもありません。万事において出たとこ勝負で、やっつけ仕事ばかりしている人は、なかなか周囲から信頼を勝ち取れないという問題もあります。キャラクターにもよりますが、「いい加減な人」「無責任な人」と周囲からレッテルを貼られることは、往々にして不利に働くことの方が多いように思います。
やっつけ仕事をカタチにする
やはり、普段から『やっつけ仕事』にならない工夫をすることが必要だと感じます。最後まで粘ることは大事だし、最後の駆け込みが思いもよらない力を発揮する場合もないとは言えないものの、それが習慣化するのは、色んな意味でマイナス要素が大きいように思います。
私は、どちらかと言えば、準備に時間を割きたいタイプではあるものの、入念過ぎる準備が出来た時ほどうまくいかなかった経験の方が多いです。大雑把に全体感が把握できていれば、最後はアドリブで何とかする…… と考えることも多く、プレゼンなどもそのパターンで乗り切って来ました。
やむなく『やっつけ仕事』をしてしまった場合は、事後のフォローとバックアップが重要になると思います。私は、あまり深く考えずにした仕事を、無理矢理カタチにすることも割と得意にしてきました。ある程度のはったりは必要だと思うし、多少粗がある方が、後で埋めていく楽しみもあるように思います。