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完全休養日という贅沢

今週末、松本では、『国宝松本城氷彫フェスティバル2025』というイベントが開催されています。確定申告に向けた準備以外には、特に予定の無かった私も、見学に行ってみようと考えていましたが、朝目覚めても、起きて活動する気力が全く湧いてきませんでした。ベットから出ず、食事も取らず、ひたすらスマホをいじって、目についたYouTube動画を観たり、中居正弘氏やフジテレビ関連ばかりのネット記事をだらだら読んで過ごしていたらあっという間に昼前になっていました。この時点で観念して、「今日は完全休養日にする」と位置付け、徹底的に怠惰に過ごすことにしました。そんな経験をもとに、『完全休養日という贅沢』というテーマで考察してみます。


貴重な休日を怠惰に過ごす贅沢

人生後半戦を生きる私にとって、自由にできる時間を確保し、いかに有効に活用して有意義な体験をするかは、非常に重要な課題です。しかしながら、そのような意図に反して、今日のようにぼんやりと一日を浪費してしまう日が年に数日あります。終わってみると、「勿体無かったなあ…」と後悔の念も湧いてきますが、これはこれで意味ある時間だった、という気もします。

私にもっと体力も気力もあって、ハードに働いていた人生前半戦の方が、実は今日ののように、惰眠を貪って無為に過ごす休日は非常に多かったように思います。仕事で深夜まで拘束されて肉体的に疲れていたり、精神的ストレスを抱えざるを得ない業務を背負っていたりした場合は、平日にすっかり疲れ切っているので、土日のどちらかは、10時間近く眠って体力回復に努める必要がありました。金曜日の明け方にベッドに倒れ込んで、目覚めたら土曜日の夕方だった…… ということも少なくありませんでした。

貴重な休日を怠惰に浪費し尽くすというのも、まあ贅沢な時間なのかもしれない、と自分を慰めることにします。

気力の充電

私は、人一倍意志が弱く、気分に流されるタイプです。目的を定めて、一心不乱に努力を続ける、という生活は、若い頃の一時期実行できていたこともありますが、最近は自己啓発意欲も枯れがちです。50年超生きてきたら、それなりに価値観は固まってしまっているし、柔軟に思考を変化させることは以前よりも格段に難しくなっています。大概のことでは驚かなくなっているし、過去に強く不安や不満に思っていたことが大して気にならなくなっていることに気付きます。あらゆる刺激に対して、鈍感になっている、という自覚があります。

後数年に迫ってきている60代への備えを始める必要があるし、頑健な身体に甘えて手抜きで過ごしてきた健康管理にも少し丁寧に取り組み必要性を感じています。中でも、気力はすぐに減退して、ネガティブ思考に陥りがちなので、こまめに脳と肉体に休息を与え、気力を充電する時間が大切なのだと思います。明日は、少し活動することにします。

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Markover 50〜人生後半戦を愉しむ
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