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金曜日の随筆:『宙船』の歌詞のように生きるのが理想
また運命を動かしていく金曜日がやって来ました。2022年のWK33、葉月の参です。職場復帰から三日経ち、鈍く空回りするばかりだった性能の悪いエンジンもようやく正常に回り始め、前へと進むようになってきました。今夜は、初めて聴いた時から気になっている楽曲、中島みやき作詞・作曲のTOKIO『宙船』(2006)を、真摯に語ってみたいと思います。
今週の格言・名言《2022/8/15-21》
There are infinite possibilities in life and you can choose from them freely.
人生にはいくつもの可能性があり、自由に選択できる。
The power of imagination makes us infinite.
想像力さえあれば、無限の力を発揮できる。
ただただ好きな一節
この楽曲の魅力は、この部分の歌詞に尽きます。何度このことばに感銘を受け、味わっている屈辱や直面している逆境を跳ね返す為に口ずさんで、勇気に変えたかわかりません。
その船を漕いでゆけ
お前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶ者に
お前のオールをまかせるな…
長らくジャニーズグループの中核を担った、TOKIOの通算35作目のシングルとして2006年8月に発売されています。アメリカから帰国して一年が過ぎ、駆け出しの若手管理職として空回りしつつも、日々成果を出そう、屋台骨が揺らいでいる組織を建て直そう、と奮闘していた頃でした。
この歌詞を書いた中島みゆきの語感センスは、天才だと思いました。歌詞全体が疑問の余地のない素晴らしい内容に溢れているのですが、この部分は絶品であり、今でも長瀬智也の思いを吐き出すようなボーカルを聴くとビクンと身体が震えます。ここで表現されている生き方こそが、私の揺るぎなき理想の生き方です。緩んだ生活を続けている時などは、『最後の瞬間までファイティングポーズを取っていたい』と思い直させてくれます。
条件付きでないと社会には参加できない
社会人として認められる為には、幾つかの条件をクリアしておかなければ、その資格は与えられない、と私は思っています。最近では、人間を序列化したり、特定の理由を持ち出して差別したりすることを肯定・是認するような物言いは、批判の対象になりますが、『やるべきことをやっていない人、守るべきことを守れない人、他人に貢献できない人』は、軽蔑され、冷遇されるという厳然たる事実があります。
だからこそ、私は自分の漕ぐ船のオールを誰かに握られない状態に到達すべく、これまで虚勢を張りながら、右に左に藻掻いてきたような気がしています。そしてこれからもその考えは変えたくない、と思っています。「自立/自律」の優先順位は高く位置付けています。損得を考えることも大事、誰かに搦め取られている時期や何かに依存する時期もあって当然、甘えるべき時は遠慮なく甘える、と打算的に振る舞ってはいますが、「オールは自分で握る」という信念だけは失わないように細心の注意を払って過ごしていきたいと思います。
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