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旅の記録2021:奈良井宿 2021/10/24

本日も昨日に引き続き、素晴らしい秋晴れに恵まれました。以前から行ってみたい、と思っていた奈良井宿へやって来ました。

松本〜塩尻

昨日は朝のWalkingで約12㎞をこなしたものの、気温が低くて、期待したような気持ち良い汗をかくことができませんでした。シャワーを浴びて、朝食兼用の早めの昼ご飯を食べたら急に睡魔に襲われて、行動ができないまま夕方を迎えてしまいました。

知らず知らずの疲れもあるのか、軽い頭痛や肩凝り、歯痛もあって何となく気分が優れないので、昨夜は晩酌も無しにして早めに寝床に入りました。

今朝は素晴らしい秋晴れ予報だったので、踏ん張って家を飛び出しました。前々から気になっていた、旧中山道を代表する宿場町、奈良井を目指すことにしました。

松本発9:39の上り列車に乗車したものの、塩尻駅で約1時間の乗り継ぎ待ちがありました。声を掛けてくれた駅員さんに事情を話し、改札の外へ出してもらうことが出来ました。

塩尻〜奈良井

私の住む松本市の南隣にあたるのが塩尻市です。人口は松本市の23.9万人に対して、塩尻市は6.6万人と約1/4の規模です。(2021/9/1現在)塩尻の語源ははっきりしないものの、日本海側から運んで途中の街で売り歩いた塩が丁度切れる場所だったから、とも言われています。

塩尻駅は、JRの中央東線・中央西線・篠ノ井線が集約する分岐点です。また駅周辺は、国道19号・国道20号、国道153号などの主要な幹線が交わる交通の要衝でもあります。

駅前では、ボランティアの方々が清掃活動を行っていました。塩尻は近年はワイン生産もさかんで、郊外にはワイナリーも多数あります。また、今日は食べていませんが、塩尻駅内にある蕎麦屋さんは絶品です。

駅そばの観光案内所で各種パンフレットを貰い、缶コーヒーを買って、中津川行きのワンマンカーに乗り込みました。車内は観光客で程よく混んでいます。

奈良井

塩尻駅から奈良井駅までは、約30分で到着しました。途中の駅で特急の通過待ちがあったので、それがなければ20分強の距離でしょうか。駅舎はなかなかの趣きがあります。

行くまで知らなかったのですが、奈良井は、塩尻市の一部でした。奈良井宿エリアは景観保存地区に指定されていて両側にほっとする街並みが続きます。

途中、うどん(饂飩)の語源の貼り紙に見入ったり、木曽塗りの見事な漆器の店に立ち寄ったり、ジョン・レノンが絶賛したというソフトクリームに心惹かれつつ、道を進みました。

突き当たりの鎮神社で御祈りを済ませ、今度は鉄道を跨いで奈良井川沿いを駅の方へと引き返します。

歩きながら、頭の中に浮かんできたのが、松任谷由実「守ってあげたい」のサビのフレーズでした。

So you don't have to worry, worry,
守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから
'Cause I love you, 'Cause I love you.

今、岸田総理や衆議院議員選挙を闘っている政治家に国民が期待したかったのは、威勢の良いゲキや批判の数々ではなく、こんな素朴だけれど、優しく包み込むメッセージなんじゃないのかなあ、などと思いながら、静かに川の流れを眺めていました。それにしても、素晴らしく澄んだ青空でした。

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