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最高のカクテルを飲むなら横浜で

この記事は、松本へと向かう高速バスの中で書いています。幸いにして隣席が空席だったので、ゆったりとシートに身を委ねながら、過去の束の間の楽しかった時間を思い出しながら、自由に書き綴ってみます。


横浜・関内、俺の街...

私のお盆休みも今日で終わりです。100%堪能し尽くしたとは言い辛い不完全燃焼感の残る四連休でした。息子とはガッツリと付き合えた気はするものの、普段家に居ない父親と過ごして息子がどう思ったのか、本人に確認できないまま、家を出てきてしまいました。

昨日は半日息子に付き合い、夕方から自分に許された時間を、馴染みのバー巡りで楽しんで来ました。横浜・関内は、私がnoteを始める遥か前から親しみ、生きるとは何かを学んできた街です。敢えて、「俺の街」と呼ばせていただきます。

今宵は、関内のバー巡りをしていた頃の思い出を搾り出して記事にします。

関内のバーを語るなら...①

オーナーは露骨な宣伝記事がおそらくお嫌いだと思うので、(許可は取っていませんが)さりげなく書きたいと思います。横浜関内の名店で真っ先にオススメするバーは、"The Bar Casablanca" です。

アラウンド・ザ・ワールド

このお店のオーナーバーテンダーは、フルーツカクテルの日本指折りの名手である山本悌地氏です。山本さんの作るカクテルは、本当に美味いです。特にオススメするのは、季節のフルーツマティーニです。鮮やかなボストンシェーカー使いに酔いしれていただきたいです。

私は、ボストンシェーカーで作るカクテルを初めて飲んだのが、山本さんのカクテルだったので、反転させるのがスタンダードなのだと、半年くらい真面目に信じ込んでいました。また伺います。

ウイスキーの夜には...②

次にご紹介するのは、カサブランカ 片野酒類販売。店主の片野泰雄氏は、山本さんのお店で腕を磨いた凄腕のお弟子さんです。

このお店に通う時は、ウイスキーをいただきたい時です。素晴らしいウイスキーのコレクションが揃っていて、私の全ての期待に応えてくれます。片野さんのユニークなキャラクター(いい意味ですよ)を慕って、個性的なお客様がいつもカウンターに陣取っています。片野さんとは、毎回他愛もない会話を交わして気持ち良く酔って帰ってます。

トマーチン18、アラン10、オールドパー

80年代音楽育ち...③

三軒目は、CASABLANCA・D−Barです。店主、横山大輔氏も山本氏の直弟子のお一人です。

私はこちらのお店のトップクラスの常連の一人と自負しています。極上の洋楽がレコードで聴けるのが魅力です。横山さんは、横浜西口にあったミュージックバーの草分け、Lutherでも働かれていたので、手馴れた仕草で私の好きな楽曲をかけてくれます。美味いカクテルと共に、何度"Don't Stop Believin'"をかけてもらったか覚えていません。勝手にAORナイトにしてもらったり、私が初めて買ったアルバム、エイジア「詠時感〜時へのロマン」を全曲かけてもらった夜もあります。

敬愛するプリンス殿下の死去した週は、連日通って、鮮やかな紫のブルームーンを飲みながら、"パープルレイン"を聴いたものです。自前のレコードも何枚か置いてもらっていて、いつかお店を数時間借り切って、DJ Markをやるのが私の夢です。

ハマジェンヌ...④

最後は、Bar Lucid by The Bar CASABLANCA、カサブランカ ファミリーのムードメーカー、濱田聡氏がおひとりで切り盛りするお洒落なバーです。

16:00から開けているので、モラトリアム休暇中は重宝させていただきました。「なんかやられます?」という誘い水を、濱田さんは絶対に断らないので、お客様が他にいらっしゃらない時は、ベタな話で楽しく時間を過ごさせてもらってます。

濱田さんのオリジナルに、ヨコハマカクテルコンペティションのグランプリを惜しくも逃した、「ハマジェンヌ」というカクテルがあります。今は、レシピが終売になってしまっているので簡単には飲むことが出来ない幻のカクテルになってしまいました。しかし、私の舌はしっかりと覚えています。いいカクテルだったなあ〜と、時折飲みたくなります。

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