『林住期』の生き抜き方の苦悩
本日のnoteは、私の大きな宿題である『林住期』の生き抜き方についてです。定点観測的な内容を書き残します。
『林住期』に真剣に向き合ってきたか?
五木寛之氏の著書で知った人生の四分法を気に入り、半ば強引に自分のライフプランに組み込むことにしたのは、2020年5月のことです。
あれから5カ月が経過しました。振り返ると、人生の黄金時代とも評される『林住期』とは何なのか、深く掘り下げて考える時間が十分取れていませんでした。あれこれよくないことも考えてしまって、自分の人生に真剣に向き合う姿勢が緩んでしまっていたと反省します。
幸いにして五木寛之氏には『林住期』(2008年発売)というそのものの書物もありますので、取り寄せて読み込んでいく予定です。
ライスワークしないことへの葛藤
会社員を辞めて1年を経過してみて、未だに「働く」「稼ぐ」ということについて、どうしても本気で前向きな気持ちになれません。「甘えている!」と批判や叱責されれば、甘んじて受け容れます。これまで私が付き合ってきた人達の価値観では、快く思わない方が大部分でしょう。
『林住期』は、『世の中で求められていない自分』を受け容れる強さを持つ時期でもあると思っています。悔しいけれど、人生前半戦において、組織にとって有益で大切されるべき人間とそうではない人間の区別はとうの昔についていて、最終的には自分は後者だったんだよなあ、という緩い諦めを持ちながら日々過ごしています。再び働くことに二の足を踏んでいるのは、この失望の気持ちから完全には立ち直っていないからかもしれません。
これから先、気楽で自由な生活から足を洗って、食っていく為の仕事~ライスワークに復帰する意欲はあります。本当にうっすらとですが、復職活動は続けています。これまでとは異なる世界、自分が心底興味の沸く職種へ転身することになると思います。
知的生活への憧れ再び
子供の頃に憧れていた知的な学究生活もよく考えます。将来への展望がある訳でもないし、極めたい学問分野がある訳でもないのに、研究生活に身を投じるのも悪くないなあ、と考えることもあります。
黄金の『林住期』を無駄にするな
ふらふらと腹の決まらない毎日に自己嫌悪と焦燥感を感じる時もあります。家族や世間には迷惑はかけていない、自堕落に過ごしている訳ではない、最後は自分自身の命を賭けて責任を取る、といった弁明の気持ちはあるものの、モヤモヤした気持ちも完全には消えません。
手傷を負いながらも、ようやく辿り着いた人生の黄金の『林住期』です。悔いなく生き抜けられるように、一層現実に誠実に向き合っていこうと改めて思いました。