小春日和の鎌倉を歩きながら考えたこと
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して、2日前のnoteで個人的には楽観的に考えていることを書いた所、きな臭い状況になってきました。
東京オリンピックの延期が決定したり、東京都での感染者拡大を重く見た小池都知事が、ロックダウン(都市封鎖)の可能性を示唆して、この週末の不要不急の外出を控える要請をしたり、と物騒な空気になってきました。
とうとう、日常生活の過ごし方にまで行政が強制介入せざるを得ない程に逼迫してきたということなのでしょう。感染拡大防止の為の移動制限はやむを得ない事態になりそうです。
今日はハローワークの帰りに、晴れ渡る鎌倉に立ち寄りました。平日の昼過ぎなので、いつもより混雑は少ないとはいえ、駅前は閑散としている様子はありませんでした。"株式会社カヤックの株主総会コチラ"という看板を持って立つ人もおられたし、周辺のお店も通常のように営業されている様子です。家族連れや若い人たちの集団もいます。
COVID-19の対処には、個人でも情報を注視して、注意に注意を重ねるべきことに異論はありません。今という時間を犠牲にしても、将来取り返せる確証があるなら、慎重策に乗って、大人しく引き篭もるのが正解でしょう。
一方で、活動制約で犠牲にするデメリットやそれによって生じる副作用にも配慮が必要です。世間一般で採用されるのは、トロッコ理論(あまり詳しくないので用法が誤っているかもしれません)の功利主義に基づく方策です。
自分は、その方策の結果切り捨てられる側の人間になるかもしれません。自覚なく従って、みすみす犠牲になっても誰も助けてはくれません。新型コロナウイルスへの感染は免れても、経済的に追い詰められてしまったら、生活ができなくなります。
もう一度、本件に関する私の行動規範を確認しておこうと思います。
● マスク着用、手洗い励行などの感染予防はしっかり行うが、過剰な外出抑制はしない。
● 基礎疾患がなく、非喫煙者の私は、仮に感染しても重篤化リスクは少ないと算段しておく。
● 自主規制の空気に流されて、二度とない貴重な時間を犠牲にすべきか、慎重に判断する。
あらためて、鎌倉という街はブランド力があり、集客力のある街だと再認識しました。スモールビジネスで生きていく人には勉強になります。