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現代のスピークイージー

本日は、アメリカ禁酒法(1920~1933)時代にアンダーグラウンドで隆盛を誇ったスピークイージー(Speakeasy)に関してのまとめ記事です。今後も継続して知識を蓄えていきたいと考えている分野です。

スピークイージーとは

スピークイージーは、禁止されていたアルコール飲料を密売する場所を意味し、ブラインド・ピック(Blind Pick)やブラインド・タイガー(Blind Tiger)とも呼ばれていました。俗に、"もぐり酒場"とも称されます。警察や隣人に知られないよう、密かに話すことから付いたとされますが、1800年代の英国では既に使われていたという説もあります。

アメリカの禁酒法は稀代の悪法とも言われています。狙いとは逆にアルコール依存症の人を増大させ、低品質で人体に有害なアルコール飲料が出回ることで健康を害す人が逆に増えてしまう結果にもなりました。公式の場での飲酒が禁止されてしまったことで、スピークイージーが犯罪組織の温床にもなり、治安も悪化したと言われます。

禁酒法時代も後半になると、実質的に飲酒が黙認されているような状況にもなり、スピークイージービジネスは大いに潤ったと言われています。特有の文化も生まれました。現在では、スピークイージースタイルとして、レトロなバーを指すことばになっています。

憧れのバー飲み

バーでのひとり飲みは、私がライフワークと位置付けている重要な趣味の一つになっています。体力と気力と財力が続く限り、美味い上質なカクテルを、上品なカウンターで飲んでいたいと強く望んでいます。禁酒法によって酒の販売・生産・輸送が禁じられる時代の到来には断固反対です。

ところが直近、新型コロナウイルス感染症の流行によって、怖ろしい状況となりました。お酒の提供を行う店が狙い撃ちを受け、お店で自由にお酒を楽しめない期間が2年以上も続きました。当時も猛烈に抗議したい気持ちでしたが、今振り返ると滑稽極まりない時間だったと思っています。

自分でも経営してみたい

スピークイージーには、隠れ家、秘密の場のようなエキゾチックなイメージがあります。東京FMで、月曜日から木曜日の25:00-26:00に『TOKYO SPEAKEASY』という番組があり、秘密の場にふらりとやって来たゲストがトークを繰り広げるというコンセプトで運営されています。

古くは、『Ryu's Bar 気ままにいい夜』(1987~1991)や『たかじんnoばぁ~』(1992~1996)のような番組もあり、好きでした。スピークイージー風のお店を経営する、というのは若い頃から漠然と憧れて来ました。人生の後半戦に、贅沢な3rd placeを持つことは大切だと思います。

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