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金曜日の随筆2024:第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)事前展望

また運命を動かしていく金曜日が巡ってきました。2024年のWK51、師走の参です。駅伝観戦歴40年超のMarkover 50 の2024-2025シーズン駅伝展望第二弾は、元旦に行われる、『第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)展望』です

2024年大会レビュー

今年、コースの大改編があり、同じ7区間100㎞でも、今まで以上にチーム戦術や選手の好不調次第でいかにでも転びそうな区間距離配置になりました。2024年は、2区に移った最長区間(21.9㎞)で、1時間1分40秒の区間賞で走破した、2024パリ五輪10000m日本代表の太田智樹選手が流れを作って首位に立ったトヨタ自動車が、5区(田中秀幸選手)、6区(西山雄介選手)で連続区間賞を奪い、アンカー服部勇馬選手が悠然とゴールテープを切る圧勝でした。2位のHondaに2分9秒の差をつけ、トヨタ自動車強し、の強烈な印象を植え付けました。

私見:トヨタ自動車、GMOインターネットグループ、旭化成 に注目

優勝候補筆頭は、連覇を目指すトヨタ自動車でしょう。前年度の駒澤大学駅伝主将で、ルーキーイヤーの本年度も好調を維持する鈴木芽吹選手が新たに加わり、万全の戦力を有します。前回優勝メンバーからは、引退した大石港与選手(1区)、故障がちで調子があがっていない田澤廉選手(3区)が不在ではあるものの、代わりを務める選手たちは依然豪華絢爛です。誰がどの区間を走っても、強いオーダーが組めそうです。

対抗は、東日本実業団駅伝を初めて制した、GMOインターネットグループでしょうか。先日の福岡国際マラソンを日本歴代3位の2時間5分16秒の好記録で優勝した吉田祐也選手を軸に、移籍で加わった、村山絋太選手、鈴木塁人選手が強力です。10000m元日本記録保持者でもある村山選手が1区、吉田選手が2区、鈴木選手が3区が入ると、盤石のトヨタ自動車でもかなり手強い相手になりそうです。

更には、個人的には旭化成に期待します。10000m日本チャンピオン、パリ五輪代表で前回5区の葛西潤選手、前回1区で転倒があり雪辱を期す若手ホープの長嶋幸宝選手がどの区間を走るのか注目です。主将を務める相澤晃選手は、東洋大学時代は駅伝で無双状態でした。社会人になってからは、出来不出来が激しい印象がありますが、今年はやってくれそうな気もします。大ベテランの鎧坂哲哉選手か市田孝選手(前回7区区間賞)がアンカーにいると、何とも不気味な存在でしょう。

その他、オリンピアンの三浦龍司選手(スバル)、赤崎暁選手(九電工)にも注目してみたいと思います。

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私が過去に書いてきた渾身の観戦記はこちらを覗いて見て下さい。


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