修学旅行はスキー体験
初めてのスキー体験
何十年か前?の修学旅行は、志賀高原でのスキー体験でした。
西日本からの修学旅行。
お年頃の友人は皆、夢の国(東京○○○○○ランド)
に行きたいみたいだったが、私は都会には興味
がなくて、むしろ信州の方が良かった。
ただ、スキーがやりたかったかと言われれば
そうでもないが、
スポーツするのは好きなのでいい経験になった。
信州好きになった原点
しかし、信州までの道のりは本当に長かった。
当時はもちろん、長野新幹線もなかったので
東京から特急列車で、
かなり揺られたのを覚えている。
行くだけで丸一日かかった。
この時はまだ、私がこの地を大好きになり、
今後も数回訪れる程の思い出の地となるなんて
知る由もなかった。
1グループにつき1人のスキーの先生がついてくれた。
自分のグループの先生は、アルバイトだったらしく若くてハンサムだった。
スキーウェアにゼッケンをつけ、ホテルの前で開校式をした。
短時間で全員滑れるようになり、
2日目には人生で初めてのリフトにも乗り、
まあまあ上の方から滑り降りた。
そして、滑った場所の中には
有料道路の料金所の様な所もあり、
今、スキーで滑っているこの雪の下は、
雪のない夏場には普通に車で走れるんだ…
と思える様な箇所があり、その時ふと
「私、雪がない時にこの道路の上をバイクで走りたい」
そう思った。
これが運命の瞬間だ。
この時、何気なく思ったこの気持ちがきっかけで
この地が大好きになった。
もちろん、この時は学生なのでバイクの免許は持っていないが、
この頃からバイクが好きでバイク雑誌を
貪る様に読んでいた。
志賀パークホテル
修学旅行で泊まったホテルの名前なんて覚えていない。
しかし、知りたい。
かすかな記憶を辿り、調べまくり、
ようやくこれだろうと思ったのが
『志賀パークホテル』だ。
この古びた和室の感じが、
当時同じスキーグループ全員と、
ハンサム先生で卒業アルバムにも載った、
部屋での集合写真と雰囲気がそっくりなのだ。
そして、ホテル全体の景観も。
恐らくここに2日程泊まってスキー体験をしたに違いない。
懐かしいな。
まだ経営されて残っている事が嬉しい。
感動したパウダースノー
何が感動したかって、
修学旅行に行く前から皆が言っていた通り、
部屋の中では、ポテトチップスの袋が
気圧の関係でパンパンに膨らんだ。
そして、
美しいパウダースノー。
水分を含まない雪は、キメが細かくサラサラで
握っても固まらない。
雪のボールにならないので
雪合戦ができないのだ。
たくさんすくった雪を両手でぎゅっと強く握っても
固まらないまま相手に投げると
投げた端から粉雪となって舞い上がり
相手に届く事はないのだ。
私の住んでいる地域は
雪が滅多に降らない上に、
水分をたくさん含んでいるので
雪合戦は当たり前にできる。
雪だるまも
当たり前に作る事ができる。
だから、
このパウダースノーのサラサラ加減と
美しさにはかなり感動したのを覚えている。
雪とは本来
こんなにサラサラな物なのだ、と。
スキー体験が終わり雪を楽しんで良い自由時間
が夜だったので、ゲレンデを照らすライトで
光った雪は、一段と綺麗に光っていた。
友人達とは、
「あんなに綺麗なパウダースノーを
触る事ができ、
見る事ができただけでも、
ここまで来た甲斐があったよね。」
と今でも話すほどだ。
思い出
私の修学旅行の思い出は、
『雪がない時に踏みしめたいと思った道路』と
『パンパンに膨らんだポテトチップス』と
『美しいサラサラのパウダースノー』だ。
あぁ、またいつか
絶対に行きたいな。
夏と冬に。
追伸
あなたの修学旅行の思い出は何ですか?
修学旅行で大好きになったこの地に
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