年末の楽しみのひとつ、干柿
年末が近づいてくる頃になると毎年楽しみにしていることがある。
それは、干柿が食べられること。
干柿は小学生の頃からの私の大好物。
好きになったきっかけは、今年亡くなってしまった父方の祖母が毎年作っていた干柿を食べたことだった。
お正月に祖母の家へ行くと、決まってこたつ机の上に甘栗と干柿が置いてあった。
初めはなんとなく食べていた干柿がいつの間にか毎年の楽しみになり、私が干柿を気に入っていることを知った祖母は、お正月になかなか遊びに行けなくなってからも毎年のように干柿を送ってくれていた。
祖母が自由に動けなくなり干柿が届かなくなってからも、この時期になると干柿が食べたくなるので、祖母の作る干柿に似たものを探して見つけたものがある。
祖母の作る干柿は、スーパーで買える市田柿よりも大きくて色も少し茶色っぽい。そして中身はところどころ水分量が多い部分があって全体的に柔らかい。(しっかり干されたものとあんぽ柿の中間くらいの食感)
そんな干柿に近いものがこれ。
見つけたのは夫と結婚する少し前なので、3年前くらい。まず見た目がそっくりだったので、注文してから届くまでわくわくしていたのを覚えている。
そして、今年ももちろん購入した。
今年もやっぱり美味しい。
細長い種がいくつか入っているのだけど、それも祖母の干柿を思い出してとても良い。
届いてから時間が経つとだんだん硬くなってしまうので食べ惜しみせずに柔らかいうちに食べてしまうのがおすすめ。
そして今年、もうひとつ気になっていたものを購入してみた。それがこれ。
こちらは種がなくて、食感も富山干柿よりもねっとりしている感じ。祖母の干柿とは少し違ったけれどこれはこれで美味しい。
種を気にせず食べたい人はこっちの方がいいかも。
一応似たようなもののリンクを貼っておく。
干柿は苦手、という人にもちょくちょく出会うし、干柿が大好きというと「珍しいね」とか「味覚がおばあちゃんだね」とか言われることもあるのだけど、栄養も豊富なので飽きる(ことがあるのか分からないけど)までは毎年食べたいなと思っている。
気になった方は是非食べてみてほしい。
それでは。