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映画感想『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』情報の多さに疲れるひきこもり

まずはアカデミー賞受賞、おめでとうございます。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』観てきました。
一言で言ってしまうと、わたしには合わなかった。

「合わない映画でした」と、おしまいにしてしまえば簡単だけど、その「合わなさ」はどこからくるのかを検証しようと思う。

宇宙の危機は家族の危機。
母と娘の関係と、夫に対する不満と、父に感じるいい娘じゃなかったと捨てられる思い……それらが複雑に絡み合い、いろんな世界の「自分」に飛んで能力を手に入れ、宇宙を守る。それは家族を守るということ。
すべてが虚無であり、調和であり、愛である。

理解したのはこんなところ。
が。所々寝落ちしてしまうほど、内容がわからないのか、わたしの理解不足か、思考がついていかなくて画面を必死で追う。
Dolby Atmos(サラウンド音声)で観たからか(料金が100円高い)左や右から音がする。それが実際の音なのか、映画の中の音なのかわからなくなって、ますます混乱する。
HSPならではの混乱である。情報量が多すぎる。目に入った画像、音、すべてがどこに繋がるのか追えば追うほど、わからなくなって時々ふわっと、わたし自身が別世界へ行ってるみたいな気分になる。

へんなことをすれば別世界へ飛べるよわたし。思いっきり寝てみな!なんて思わず最後まで見て、ほっとため息をつく。
バースジャンプしすぎて土鍋が割れるところだったよ。

余韻を楽しむ……なんてことなく、またも歩いて帰って、ひきこもりの拠点で飲むビールがおいしかった。
目の前の世界が、わたしの世界。

***

下の動画(ネタバレあり)見て、「1mmもおもしろいと思わなかった」と言われてるのに笑ってしまった。




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