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夏のごはん事情*夏の思い出

夏が苦手なわたしの、食べれない食べたくないを救った食事たちの想い出を書いてみました。

rira🍉夏休みにつきスローペース中🍧さんの企画参加です。


九州で生まれ育って、今も九州にいるわたし。
小学校の頃は水泳部、毎年夏になると小麦色の肌より濃い、チョコレート色の肌になってました。
暑さには耐性があるはずなのですが、いつの頃からか夏は苦手になりました。

脱いでも脱いでも暑い。
頭が働かなくなる。
何よりも食べたくなくなるから
カラダがダルい。

小さい頃の夏休み。
鹿児島の祖父母の家で、10人ぐらいのいとこたちと食べるそうめん。
おいしいけどなぜか食べたくない。

飽きるんでしょうね。
薬味とか入れないでひたすらめんつゆでいただくし、大人たちも簡単だからお昼ごはんをそうめんにするんだろうし。

でもそうめんが苦手にならなかったのは、流しそうめんに行ったときの想い出が楽しかったからです。
竹にそうめんを流してみんなでいただく。

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今はご時世的にも衛生的にもどうなのかなとは思いますが、いつものそうめんと違う味に感じておいしかった。

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それから実家の熊本を離れ、大学から結婚するまでは福岡にいました。
博多は食の都。
なんでもおいしいものがいっぱい。
わたしにとって水が合うところでした。

でも夏はやっぱり苦手。
メン食いなので、まいにち麺だったら食べれるという生活。
……でも大好きなラーメンでさえ受け付けなくなるときがあって、そういう時は男友だちみんなが、もつ鍋を食べに連れて行ってくれてました。

「PONOが弱ってるぞ。もつ鍋行こう。」

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キャベツとニラの黄金コンビに、ぷりぷりしたモツの甘みととうがらしの辛さ。にんにくがきいてて出汁がとにかく食欲をそそる……。
シメのちゃんぽん麺が旨味が出た出汁を吸って、ばくばく食べる。

ビールもおいしい!

これで夏を乗り切ることが、楽しいことに変わっていきました。

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その後、結婚して双子を産んで、こどもたちとの夏のお昼ごはん…。
ほとほと困った記憶があります。
食の細いふたりで、そうめんは食べてくれない。
当たり前ですよね。
じぶんだって小さい頃はあんまりおいしくなかったと感じていたものですから。
チャーハンなんかをささっと、自分にも負担にならないものを作っていたから、ふたりとも栄養失調になっていたのかもしれませんね(汗)

今になって思うと夏だからこそ楽しめるバーベキューなど、何か工夫をすればよかったなと思います。こころの余裕がないって本当に怖いなあ。

いつも何かに怯えていたんです。
こどもたちのアレルギーやお金や人様の目。
そして夏は思考が止まる。
食べれない。

今は、夏をじゅうぶん楽しめてはいないかもしれませんが、人生でいちばん”そうめん”がおいしいです。

しょうがやわさび・柚子胡椒・ごまなど薬味たっぷりで、みょうがとかネギやキムチまでも総動員のシンプルそうめんはもちろん、アレンジそうめんも。

お酒がおいしいと食べることが楽しくて、こころもカラダも元気です。

夏は苦手だけど、こうやっておウチ時間を楽しめてることが、何よりもしあわせなことなんだろうと、感謝ばかりのまいにちです。

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riraさんの企画に参加させていただきました。
ありがとうございました。


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