ひきこもり日記*怒りでドロドロ
そのとき、わたしは怒りで吐き気がするほど、我を忘れて吠えていた。実際に「あ”あ”あ”!!!!」と咆哮した。それでも怒りが収まらない。
相手に対する怒りと、それを誰もわかってくれないという悲しみと怒り。
その怒りのドロドロは形を変えてじぶんにふりかかる。
「おまえが悪い」
「わたしが原因?わたしが悪い?」
相手は鏡だ。おまえが引き寄せた現実だ。
正論を飲み込むほど、わたしは人間ができていない。
吠えた。天に向かって怒りを放った。
吠えて吠えて、それに飽きると、おなかがすいていた。
水を飲む。
「水に流せ」という声がする。
簡単に流せないほど、怒りのドロドロはこころに張り付いている。
簡単に流してなるものか、と、違う声がする。
眠れない。
白湯を入れてゆっくり飲んでみる。
「流さないならそのままでいい。
だけどそれは濁ったままだ。それでいいのか?」
飽きるまで怒りを育てる。
それをパワーに変えようと、書いてみた。
後味が悪いが、しかたない。
このまま感じ切って機械になればいい。
じぶんが動かなくなるよりいい。
カレーうどんを作って食べた。
怒りのドロドロを食ってしまえ。
じぶんのパワーにしろ。
また声が聞こえる。
そんな夏の夜のはなし。
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