自粛生活note 2020/5/20
今年の夏は富士山に登れない。
この7年、わたしは父親と共に毎年富士山に登っていた。だから2020年ももちろん登るつもりでいた。わたしたち父娘は、父が60歳になった年から登り始めた。確かその3年後に父は70歳になるまで登り続けると宣言し、少し面食らったことを覚えている(70歳で登頂したら記念品がもらえるから)。父が70歳の時、娘は40歳。正直、どうなっているか分からない。だけど、きっと登る。
というか、当たり前のように毎年富士山には登れるものだと思っていた。登り始めたら天候や体調によって山頂に行けない可能性はあるにしても、スタートラインには立てる。そして幸運なことにわたしたちは毎年、つまり7回中7回山頂まで到達できている。
なのに。
まさかウイルスのせいで登れなくなるなんて。毎年夏の終わり、9月上旬に登っていたから、そのころには行けるだろうと踏んでいた。父から嘆きのLINEが来て知った。きっと夏のお楽しみはほとんどの人から奪われただろう。
そして。
高校野球も中止が発表された。
わたしは高校時代、至極真剣にバレーボールをやっていた。そこそこの強豪校で、春高バレーやインターハイで全国出場を目指している高校だった。寮生活で朝から晩まで練習漬け。そもそも練習できない日々も、大会がなくなるなんてことも、想像したこともない。想像もできない。
自分の心身と技術を磨き、大会で勝つことだけを考えて、苦しく辛い練習に耐えるのに、大会がなくなるだと…?苦渋の決断だというのは重々承知している。誰に怒りや不満をぶつけることができないことを高校生も分かっているからこそ、かわいそうでならない。
月並みな言葉だけど、この経験や悔しい思いが人生の中で輝きに変わるときが絶対に来る。だからくじけないで前向きに考えてほしい、とかつて高校スポーツに青春をかけた先輩は思ふ。
トップ画像:調整豆乳を飲んだ後
当たり前のようにたたんだら、お礼言われた♡
この豆乳でスムージーを作って飲んだらいつもより濃厚だった。