【2021/4/14】震えるほど考えろ
2021/4/11の日記を書くために、ロボット学者の石黒浩教授が出演しているYouTube番組を見た。そこで一番印象的だったのが、論文のテーマ探しのために「震えるほど考えた」というエピソード。
《該当シーン→25:57~トークテーマ「人生の危機」》
考えすぎて身体が震えてくるという現象など体験したことがない。が、石黒教授はリアルに”震えた”という。そして
死ぬ気で考えれば何とかなる
という境地にたどり着いたと話す。
そして我が人生を振り返ってみて、「震えるほど考えたことなんてないな」と思った。いろいろ考えてる、常に考えている、そうは思うけれど、それは誰だってしている。本当の意味の「考える」とは何かを考えさせられた。
もしかしたら。
わたしがいつもやっていたのは「悩む」のほうだったのかもしれない。どちらも頭を使う行為である「考える」と「悩む」は、似ているようで全然違う。悩んだ末に、考えがまとまって何かが生まれることはあるかもしれないが、その二つの行動の間には大きな隔たりがあるように思う。
以下、goo辞書より
《悩む》
1 決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。思いわずらう。
2 対応や処理がむずかしくて苦しむ。困る。
3 からだの痛みなどに苦しむ。また、病気になる。
4 とやかく言う。非難する。
5 (動詞の連用形に付いて)その動作が思うようにはかどらない意を表す。
《考える》
1 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
㋐判断する。結論を導き出す。
㋑予測する。予想する。想像する。
㋒意図する。決意する。
2 関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす。
3 工夫する。工夫してつくり出す。
4 問いただして事実を明らかにする。取り調べて罰する。
意味を調べてみて、確信した。
わたしは悩んでいた。
「考える」にたどり着いていなかった。
考えろ、考えろ、考えろ。そして震えろ。
今まで、ノリとか思い付きとか流れとか勢いとかでやってこれたけれど、もうそうじゃない時が来ている。
「考える」には、判断も決意も工夫もすべて織り込まれている。それを”死ぬ気”でやれば何とかなるんだ。
考えろ、考えろ、考えろ、死ぬ気で。
少し震えてきた。
今夜は寒い。
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