なんでもないこと20
世の中(時に自分)に信じられないことが起きる一方で、日々は地味に過ぎていく。そういう、なんでもない日常を、この上なくつまらないと思うのに、この上なく愛おしく思うのはなぜだろう。
早起きが始まった
わたしは基本、朝から予定がなければ、とにかく寝れるだけ寝るタイプ。
早めに起きて、掃除洗濯だの、料理だの、買い物だの、するなんてあり得ない。
目覚ましが鳴らなければ、もうこれ以上眠ったら腰が砕けなければ、いつまでも寝ているのだ。
だが最近。
起きちゃう。
6時には目が覚める。
なんなら5時台の時もある。
これが例の、「年取ると眠れなくなる」の入口なのだろうか。
いや。
早く寝てるからじゃないのか?
以前書いたスマートウォッチで睡眠記録を取ってるのだが、その睡眠内容に点数が付けられ、「睡眠タイプの動物」なるものが定められる。
私は最初「コアラ」だった。
その通り。わたしはそうやって生きてきた。
しかし理想的な入眠時間は、22~24時の間という。
すぐに感化されるわたしなので、それを目指して生活するようにした。
と、翌週は、「サメ」になった。
全然眠れてないってこと?
早寝したけど、眠りの質は落ちたのか……難しい。
それに眠ってなくても、横になっていたり、ほぼ動かない状態で寛いでいると「睡眠状態」に換算されて、仮眠と認定されることもある。
一番理想的なのは「ヒグマ」らしいので、ヒグマ認定されるようにもう少し睡眠を整えてみようと思う。
ラディッシュ
ジムの仲間にラディッシュの種をもらった。
元々、苔を育てるために買った鉢が空いているので(つまり枯らせてしまった…)それを利用し、種を植えた。
比較的育てやすいとのことだったけれど、すぐに芽が出てきたのは驚いた。
まるでトトロ作中でどんぐりの木が成長していくスピードくらい速い。
間引きをしないといけないっぽいけど、ここまで育った坊やを引っこ抜くなんて…どうしても決心できなくて、でも、どんどん芽は育っていって…
育ってくると、窮屈に見えるし、坊やたちをみんな育てたいと思うから、プランター買おうかな…こうやって、モノが増えていくんだよな。
でもラディッシュ坊やたちのためだ…やるしかない。
また続編かきます。
ペトロールズ
先日大好きな大好きなペトロールズのライブに行ってきた。
cruisin'ツアーファイナル日比谷公園大音楽堂
日比谷公園に行ったことはあっても、大音楽堂は初めて。
しかも改修される直前らしく、今の姿で観れるのはおそらく最後。
公園内に入ると、ズンドコ音が響いて聞こえてくる。
自ずとテンションが上がる。
入場をして、席を探す。
Bブロックは前の方。
下手側なので、長岡さんは少し遠い。
けど十分に肉眼で見える距離だ。
ステージ上はシンプル、マイクとドラムセットと機材以外ない。
さすが、と思った。
16時スタートなので、まだ明るくて、野外だけど寒くない。
夜になっても、ちゃんとダウンも着てきたし大丈夫。
というか既に飲んでいて、酔っているから大丈夫。
そして、登場の瞬間。
愛しの長岡さんは、白(アイボリー?)シャツに、赤いパンツ。
似合う!似合う!似合う!
赤パン買いたい!
同じのじゃなくてもいいから買いたい!
長岡さんは声がかすれていて、ちょっとつらそうだったけど、それもいい!ギターソロも相変わらずかっこよくて、見惚れてしまう。
もちろんジャンボさんとボブさんとの相乗効果が最高なんだけど。
音楽的な話は詳しくないのでやらないけど、身体に響く感じ、立体的な感じ、音のハリの感じ、そういうすべての”感じ”がいい。
音楽に乗る、というのを体感できる。
心地よく音に酔っていると、空が次第に暗くなってきた。
ところどころ点いている向かいのビルの窓の明かりとか、上空を通る飛行機とか、星とか、たまに見上げていた。
あぁ、贅沢な時間だ。
なんでもないけど、他愛もないけど、愛おしい時間だ。
誰かに与えてもらう幸せ、でも自分で選んだ幸せだ。
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