愛の不時着に不時着しちゃった
「愛の不時着」
自粛期間にこのドラマを見てハマった人が多いと聞いていた。しかしわたしは元来の天邪鬼な性格から、”敢えて”見ることを避けていた。もう一方で、ハマりやすい性格を自覚していたから、”敢えて”見ることを避けていた。
ところがどっこい。
今。
わたしの中で、空前絶後の韓国ブーム。
そのきっかけは以前noteでも書いた韓国のオーディション番組「I-LAND」。
本当に、偶然だ。
いや、愛の不時着的に言うと、運命だったのかもしれない。
その興味はI-LANDからBTSに派生し、そして韓国ドラマに繋がった。本当はI-LANDのこともBTSのことももっと書きたいけれど、それより前にYouTubeを見てしまう。もう本当にBTSのパフォーマンスが好き過ぎて、気がついたら見ている。ハマるって怖い。巷でハマることを「沼」という理由を身をもって感じている。
そもそも、わたしの異性のタイプは(聞いてなくても読んで)中性的な人。色は黒いよりも白い方が好きだし、顔も濃いよりも薄い方が好きだ。韓国にハマる材料をふんだんに蓄えた人種であるのだ。
そうして遂に、禁断の「愛の不時着」に足を踏み入れた。
結果、3日で見終わった。みんながそうしたように、徹夜で見た。最終回を見終わったのは、早朝6時だった。その日はもちろん目が腫れた。
ただ、ずっと泣き続けていたかというとそうではなく、笑って、泣いて、また笑って、泣いて、そんな感情を繰り返していた。だから1話見終わると疲労が半端ない。だけど続きが気になって『次のエピソード』を前のめりで押してしまう。
第5話くらいまではずっと笑っていた。ヒロインのユン・セリがパラグライダーの事故で北朝鮮に不時着し、軍人のリ・ジョンヒョクが彼女を見つけ、諸事情あって匿うことから物語はスタートする。韓国と北朝鮮の文化の違い、キャラクターの個性、非現実的なシチュエーションが面白おかしく表現されていた。帰ろう(返そう)とするけど帰れない、何度もお別れして、また再会して、そんな中で愛情・友情・絆が芽生えていく。文化を受け入れる、相手を受け入れる、その過程がとても魅力的で、美しくて、楽しかった。
ようやくセリが韓国に戻れたと思ったら、今度は舞台は韓国になり、ジョンヒョクがやってくる。すべては彼女を守るため、約束を果たすため。そしてわたしの愛する第5中隊のメンバーもやってくる。このメンツが最高にイケてるんだよ。あぁ愛おしいやつら。
どんなピンチが訪れようと、結果的にはハッピーエンドだろうと分かってみているが、その方法が予想できない。なにせ彼らは絶対に結ばれない、結ばれてはいけない国にいるから。
それが知りたくて、後半は一気見だった。なるほどなるほど。そう来ましたか。実に美しいエンディング。
ただ私的に一番美しかったのは「家族愛」だった。こじれた関係性が修復できたり、親の愛情に気付けたり、親が子の幸せを願う姿は尊いなぁと胸に響いた。内容が盛りだくさん過ぎて、まだ処理できていない部分はあるけれど、とにかく素敵なドラマだった。
世間ではヒョンビンロスと言われている。確かにヒョンビンかっこいい。あれはズルい。ズルいよ。あんな男性いたら落ちるよ誰だって。だけど、わたしの推しは「ク・スンジュン」。セリの元婚約者であり、最終的にはジョンヒョクの婚約者だったソ・ダンを好きになる、あの彼。頭もよくて、うまいことやるけど、どこか抜けていて、結局イイ奴で。ダンへの気持ちに気付いてからの彼は最高にキュートだった。だからこそ・・・。
あぁ書ききれない。まだまとめきれない。
とにかくわたしは・・・
恋がしたい!
そして、
愛を持って人に接しよう。
そう思えたドラマだった。
次は何を見るか・・・溜まっているよ見たいものが。
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