早起きできなかった土曜日
「明日は早起きしてお散歩して2駅先のちょっと大きい図書館に行って、
帰りにカフェでパンとコーヒーでも食べようっと。」
と、昨日の時点では確実に思っていたのに、
今日朝起きたら11時すぎだった。もはや朝じゃない。
仕方なく起きて竹脇まりなさんのYoutubeを見ながら有酸素運動をした。
その後、もはやお昼ご飯となってしまった朝ごはんを作った。
その後ちょっと電話する用事があった。終わってからは歩いて近所の図書館に行った。
図書館に行くのは何年ぶりだろう。
トーベヤンソンの短編集を借りたくて図書館に行ったのだった。
購入しようと思ったらめちゃくちゃ高かったのだ。
(1冊2000円ほどなので、本の相場の値段ではあるのだが)
帰宅途中、そば屋兼カフェ兼バーのお店に行った。
夕方過ぎなのでもうやってないかと思って入ったら、先客たちがまだほろ酔いでご機嫌だった。
コーヒーかお茶でも飲もうかと思ったのだが、奇跡的に限定10食のそばがラスト1個余っていた。
なのでお茶ではなくおそばを頂くことにした。
「私みたいにね、年取るとご飯をバランスよく食べるのがおっくうなのよ」
おかみさんは笑った。
「うちのお客さんもそう。だからね、せめてここでは野菜をたくさん食べてもらおうと思ってるのよ」
古希を迎えたおかみさんは、年齢を思わせないほどにきびきび動いて接客していた。
5年ほど前にこのそば屋兼カフェ兼バーを始めたときはお子さんに猛反対されたらしい。
「それでも今は子どもたちも手伝ってくれて。このおでんもうちの子が作ってくれたのよ」
おかみさんはカウンターの隅に置かれた超ミニ什器に目をやった。「おでん」と書かれた小さな小さな卓上のぼりもミニ什器も、もちろんおでんもお子さんのお手製だそうだ。(写真撮ればよかった)
「やっぱりね、年をとるとなおのこと、横のつながりとか家族や仕事以外のね、お付き合いがないと認知症になっちゃう」
「このお店でお客さんと一緒に話してると、私も元気が出てがんばれるのよね、生きがいなの」
私はまだアラサーだが、「仕事を通して自分のコミュニティを広げる」という感覚はわかる気がする。私は今の仕事を何度もやめようと思ったが、結局は仕事を通して生まれる交流が楽しくやりがいを感じるから、もうしばらくこの仕事を続けてみようかと思ったのだった。
その話はまたおいおい話すとして。
周囲のみんなは飲んでいたけど、私は一滴もお酒は飲まずにお店を出た。
(ダイエット中だと言ったらみんなに応援された。)
その後お買い物して、帰ってからは3種類ほど作り置きおかずを作った。
おそばがかなり早めの夕食だったため少々おなかがすくが、おかみさんのアドバイスで温かいお茶を飲んで胃を落ち着けている。
お風呂に入って、クリスマスカードを送ると約束してまだ送っていない友人にカードをようやく書いて、今この日記を書いている。
明日は朝から仕事なので、明日こそは早起きしなければ。