ゼロウェイスト宣言都市 上勝町へ訪問(1)
皆さんこんにちは。
私は将来循環型都市を形成したいという夢を掲げて今探究活動をしております。
そこで今回は
ゼロウェイスト宣言都市の徳島県上勝町
に訪問しました。
上勝町役場にインタビュー
ホテルWHYでの宿泊
ゼロウェイストセンターでの選別の経験
で得たことをシェアしたいと思います。
上勝町とは
まず初めに上勝町についてご紹介します。
人口:1301人 (2023年6月時点)
人口密度:11.9人/km2
徳島県で唯一、日本で最も美しい村連合に加盟している自治体
四国の町の中では最も人口が少ない
上勝町ゼロ・ウェイスト宣言
上勝町は2003年
自治体として日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言を行いました。
2020年時点でリサイクル達成率は80%になりました。
残り20%は上勝町の努力だけではどうしても達成できないのが現状だとお話を伺いました。
日本のリサイクル率を平均するとなんと
20%だとか?!
上勝町はゼロ・ウェイストの先駆者として、
2030 年までの重点目標に掲げ、再びゼロ・ウェイストを宣言します。
上勝町の歴史
野焼き時代
1965年
上勝町では温泉施設やダムの工事が始まり
大量の残土や製材くずが日比ヶ谷で処理させるようになりました。
そこで住民の皆さんも
「自分達もいいだろう」と家庭での処理が困難なゴミを持ち込むようになりました。
その結果、町が管理せざるを得なくなりました
そこには町外からもごみが持ち込まれていました。
当然カラスが寄るようになり治安も悪化
1970年
「一般廃棄物の処理責任は市町村にあり、処理計画を立て、基準に基づいた処理を行うこと」
とした
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)」
が制定されました。
しかし上勝町の財源には、基準を満たすだけの設備を整える余裕はなく、
仕方なく野焼きを続けていました。
ところが
・国からの再三の指導
・埋立地の残容量不足
また町役場の「野焼きは早く辞めなければ」という思いの結果
1993年
国が補助金をつけていた「リサイクル計画」の策定に着手
まず初めに、
生ごみ減量をさらに加速させるため
家庭用電動生ごみ処理機
を1世帯あたり1万円で購入できるよう補助金を出しました。
1997年の
「容器包装リサイクル法」施行に伴い
缶・瓶などの9分別をスタート
野焼き場の閉鎖に伴い
高分子系小型焼却炉2基を導入
22分別もスタート
これには町民の反発もありましたが、
役場の方を中心に
集落ごとに説明会を開催するなど
理解を求める地道な努力を重ねていきました。
上記の処理で落ち着いてきた矢先
2000年
「ダイオキシン類対策特別措置法」が公布
1基が排ガス基準を満たせず
2基とも使用停止を決定
焼却炉閉鎖に伴い
2001年
35分別スタート
必要に迫られながらも上勝町はゴミ削減の道を進みました。
2003年
ゼロウェイスト宣言
町議会に提出
満場一致で承認されました!!!
字数の関係で
次回へ。。。。。。。