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うつ病について本気出して考えてみた
世の中には様々な精神疾患が存在します。
今日はその中で、自分も診断されたことのある『うつ病』について考察してみることにします。
うつ病というと、一時期『こころの風邪』なんて表現が流行りました。
私はこの表現が好きではありません。
むしろ嫌いです。そんな簡単なものじゃない。
うつ病に限らず、精神疾患は全般的に『メンヘラ』とカテゴライズされがちです。
本当に、『こころの問題』というイメージが先行し過ぎている気がします。
私は、自分が様々な身体症状先行型のうつ病を発症している経緯から、うつ病は『身体の疾患』だと考えています。
人間、臓器にいろいろ負担がかかると、様々な症状が現れます。
例えば単純に胃を酷使すれば荒れてしまうし、そこから吐き気や痛みに発展して、最悪穴が開いたり癌化してしまったりします。
それと全く同じことが、あらゆる活動を司る脳という臓器で起きているだけに過ぎず、脳に負荷がかかり過ぎた結果として、様々な症状が出現しているのだと。
『脳外科』という診療科目がありますが、個人的に精神科は『脳内科』だと捉えています。
脳への負荷から二次障害的に気持ちが落ち込んだりやる気が起きなかったりしているところに適切な加療が出来ていなかった場合、最悪自死に至るのだと思います。
なので、自死と病死との相違点とは?さほど変わらないのではないか?と考えています。
ただ、そういった『脳の負荷』では説明のしきれない部分。例えば各種パーソナリティ障害などは、いわゆる『メンヘラ』とカテゴライズされても致し方ない部分はあると思います。
公式なガイドラインに沿ったものではなく、あくまでも私見ですが。
ただ、精神疾患と無縁の生活を送れている方たちからしてみれば、うつ病だろうと双極性障害だろうと統合失調症だろうと、精神科に罹っている時点で『メンヘラ』と一緒くたになってしまうのも無理はないかな?とは思います。
個人的には納得出来ないけれど、世間一般のイメージとしてそう捉えられてしまうことも理解出来なくはない。
ちなみに自分は不安障害・うつ病・発達障害(ASD)を指摘されてきたものの、パーソナリティ障害の話は、10年精神科通院してきて一度も挙がったことがありません。
でも実は、『脳の負荷では説明のつかない部分』も自覚していて、いろいろ認知の歪みを抱えていると思っています。
認知といえば『メタ認知』という概念が有名ですよね。自分の認知能力を認知する力。簡単にいうと、如何に自分を客観視出来ているか?ということ。
以前精神科に入院してた際に、メタ認知テストなるものを受けたことがあります。
といってもWAISのような本格的な検査ではなく、学校の休み時間に女の子たちが盛り上がっている心理テストの類の延長線のようなものですが、このスコアで脅威の0点を叩き出したことがあります笑。
弱い部分もある…ではなく、0点です。
軽いノリなテストとはいえ、ちょっと衝撃的ですよね。
如何に自分を客観視出来ていないか。自己理解が足りてないかが窺えます。
一例を挙げると。全ての好ましくない状況は、全て自分の責任だと思ってしまうきらいがあります。
客観的に考えれば、全て自分のせいだなんて状況があり得るわけがありません。
表面上は理解出来ているし、もし第三者がそう思い悩んでいればそんなことはないよって思えるのですが、自分のことになると、どうしてもそう思えなくて。
例えば近くで不機嫌にしている人がいれば、自分が何か不愉快にさせてしまったのかな?と思ってしまったり。
そうなると、萎縮してしまって何も言えなくなってしまう…
時にはそういう場合もあるだろうけど、全てがそんなはずはありませんよね。極端に自責的な節があります。
こういう部分は脳の負荷では説明がつかず、持って生まれた性質と後天的な環境要因なのかなと思っています。
何れにせよ、極端な自責思考などの認知の歪みは自分で改善していくしかないんですけどね。
まさに『メタ認知能力』を鍛える必要があると言えると思います。