老いを受け止める-四苦八苦
何年かぶりに眼鏡を作ったら、前のものと比べて、かなり度が強くなっているそうです。
私はこれまで近視に乱視が入っているとのことで、レンズも厚めでした。視力は0.3 か 0.5 くらいはあって、遠くが霞むなんてこともなかったのですが。
老眼になったら近視と遠視が相殺されて軽くなるのかなぁ、などという淡い期待をしていましたが、世の中そう上手くはいかないものですね。
さらにレンズが厚くて重たくなってしまいました。💧
もう、こうなっては素直に受け止めるしかございません。
誰もがいつかは通る道です。😊
仏教の「四苦八苦」のひとつに、「老」があります。
実は「四苦八苦」という言葉は、「四苦」と「八苦」に分かれています。
「四苦」は、姿形が変わっていくことによる苦しみ。「生老病死」を指します。
それに更に四つの苦しみを加えて「八苦」となるのですが、後半の四つは、心に生じる苦しみです。
この世に生まれることから「苦しみ」が始まる。しかし同時にそれは、このように言い換える事もできます。
この世に生まれることそのものが「苦しみ」なのだから、苦しいのはみんなが苦しいのだ。自分一人だけではないのだ!と。
苦しみが増すのは、「どうして自分だけが!」と思ってしまう時です。
でも、「この苦しみは、同じ環境にいる人々ならば誰しもが感じる苦しみなんだ!」と思えれば、心は少し和らぐはずです。
かく言う私、実は学生時代そうでした。ずっと「親友とワイワイガヤガヤ」したことがありませんでした。買い物や観光はいつも家族とだけ。
その原因が「私が小児麻痺だったから」それだけだと理解したあとの楽さといったら!
もう一度言います。
同じ環境にあれば、みんなが同じ悩み苦しみになるのであって、決して貴方だけが変なのではない!のです。貴方は正常です。
自信を持ってください!😊