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ささやかな祈り

いまの会社の外回りで、去年酷い目にあった詐欺会社の前を通らなければならないので、毎日回り道をしてるんだけど、時々なんで被害者側が避けなけれならないのだと凄まじい怒りが込み上げてくる。

どうしても通らざるを得ないこともあるんですけど。

被害者は被害者らしく大人しくしてろと世の中は思うかもしれないけど、この加害者め!と建物を睨みながら通りトラウマを怒りで克服しようと、時々祈るようにやり過ごす日がある。悔しい。

事件の事は忘れたいけれど、時々加害者と同じ年代の人が会社に来たり、似たような声の人から電話がかかってくると具合悪くなります。

トラウマはまだあるんですけど、
黒い瞳の少年との出会いで
その苦しみを少し忘れる事ができたんですよ。

笑って過ごせる時間が増えたんですよね。

美少年の美しさが加害者の老いた醜さと
対照的でやたらと輝いて美しくみえたんだと思います。

美しさに感謝している。

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