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お肉を食べない私。魚を食べる私。

2021年5月。私はお肉を食べることをやめた。

生きることに価値を感じていなかった私。
愛犬のことだけがすべてだった私。

小さい頃から動物が大好きで
どうして大好きな動物が生きたくもない私のために犠牲になっているのか
耐えられず
彼らを食べないという選択をした。

すごく迷った。
すごく悩んだ。

人間が
私が
生きていることがいけないんだとすべてを嘆いた。

そんな中、私が産まれてきた意味を深く考える機会が訪れた。
ポジティブに受け入れることは
計り知れないほど苦しくて時間がかかった。

肉は食べないくせに、牛乳は飲む自分が嫌いだった。
肉は食べないくせに、卵は食べる自分が嫌いだった。
肉は食べないくせに、魚は食べる自分は嫌いだった。

多くのヴィーガンが世間と戦おうとする中
私は自分と戦った。

肉食と争うことも嫌だった。
ヴィーガンを強要することも嫌だった。
ただ現実に目を背けることをしたくなかった。

わざわざ食べるためだけに育てられる生命。

生命をいただく。
それを搾取だとは思わない。

自己満のために生命を生産するのは気分のいいものじゃない。
その生命がその生命らしく生きる。
その権利が与えられる世の中になってほしい。

そのための選択を一人ひとりが行い、毎日一ミリでも明るい方へ進めばいい。

私は、都合がいいのかもしれない。
それこそ究極の自己満かもしれない。
それでもいい。
すべての生命が愛し愛される選択が続くように力になりたい。

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