2020.5.10セルフモニタリング哲学対話編
【セルフモニタリング】
出来事
昨晩「反出生主義」という、人間が新しく子供を作ることに反対するということをテーマにオンライン哲学対話(全3回の初回)をした。そこにはピアグループのメンバーのAさんもいた。ある参加者は「出生主義」と自称していて、哲学対話では出生主義のその人と反出生主義の私で意見を伝え合った。その後、振り返りでそのときのやりとりが「不穏」だったと指摘された。本当に不穏だったのかわからなかったので他の参加者に解説を求めたり、どうしたらよかったなどを考えて解散した。
今朝、その人から「諸事情で次回以降参加できなくなったのでキャンセルします」と言われたので普通に了承した。
その後、その人のアカウントをなんとなく見に行ったらブロックされていた。
なぜブロックされたのか知るために別垢からツイートの内容を確認しにいったら、明らかに昨日の哲学対話と私のことを指してると思われるツイートがいくつかあった。
それを見て、私はいくつかいつものアカウントでツイートをしたり、鍵垢で引用リツイートして悪態ついたり、証拠スクショしたりした。
思考
(ツイッターから抜粋)
・哲学対話したあとにあからさまなブロックを受けたのは初めてだ。ちょっと、哲学対話と外の世界は切り離してって言ったのに。こんなことになるならやんなきゃよかった。なんなんだよ。てか、そんなに嫌なら参加やめればよかったのに、なんで参加したんだよ。諸事情ってなんだよ。嫌だったなら言ってくれ
・わかんねーよ。諸事情じゃ。
・当たり屋に当たっちまったのかねー。
・現実とゲームを混同しないでくれ。議論でも対話でも何もかもだが、現実と切り離すってのが基本だろ。頼むからそのくらいのことはしてくれ。死にたくなるのに死にたくなるゲームをしないでくれ、リスクマネジメントして。
・人の幸せを勝手に願うな。おこがましい。願われなくてもとっくに幸せだわ。
・何様のつもりだ?お前は俺のなんだ?
・殺害欲求の高まりを感じるからあとでモニタリング
・対話中のことを持ち出して対話の外で人格的な攻撃を受けた。もっともっと脳細胞を強調すればよかった。あなたの人間人生に興味はありません。ここは細胞としてはたらくための場です。外と中を切り離してください。ライフヒストリーを語るなと言っているのではない。切り離して考えろと言っているだけだ
・一回の対話で何がわかるんだ。これからだったのに。これから自分が覆されるんだとワクワクしてたのに。興醒めだ。
・支配から逃げたってなんのことだかわからない。一体どこが支配的だったのか、私は知らぬ間に人を支配してしまうならやめたいから聞き出したい。
・別垢から話しかければ聞くことはできるけど、それは相手を怖がらせるだろうし、周りから見ている人から私への評価が落ちそうだしやめたほうがよさそうだ
・でも、何にも言わずにいきなりブロックして「支配から逃げた」「拒絶した」とか言われたら、流石の私もあなたを擁護できないよ
・どう考えても当たり屋だと思う。私の悪いところなくない?
・それとも私の感覚がおかしいのかなぁ。
・でもなんかツイート的に向こうのスキーマの問題っぽいなー。
・勝手に支配されてしまう、勝手に服従してしまうタイプの人なのかもしれない。
・スキーマ両方やっててよかった、自分と相手のスキーマとモードを比較してヘルシーな判断ができるようになった気がする。
・ただ、衝動性のコントロールはしないとなぁ。モニタリングする前にツイートで反撃めいたことをしてしまうと今後人間関係でうまくいかなそう。
・やられたらやり返す精神がやや強いのはどうにかしたい。
感情
・ムカつく80%
・殺したい60%
・被害感90%
スキーマ
●不適応
・失敗スキーマ
・過度の批判スキーマ
・尊大スキーマ
・自制と自律の欠如スキーマ
●ハッピースキーマ
・感情自在スキーマ
・自己承認スキーマ
・社会的包摂スキーマ
・レジリアンス(回復力)スキーマ
・自己信頼スキーマ
・健全な境界スキーマ
・自己表出スキーマ
・セルフケアスキーマ
モード
・怒れるチャイルドモード
(又は強情なチャイルドモード)
・衝動的チャイルドモード
・他者への懲罰的ペアレントモード
・他者への要求的ペアレントモード
・怒り防衛モード
・ヘルシーアダルトモード
中核的感情欲求
・納得したい
行動
・衝動的に怒りのツイートをする
・相手のツイートの証拠のスクショをとる
・外にいたのであまりツイッターにとらわれないようにする
・怒りが殺意になった時点でモニタリングを決めた
・かなり丁寧にモニタリングをした
身体反応
・やや遮断
・感覚麻痺(空腹を感じなかった)
→モニタリングしたら空腹感を取り戻した
コーピング
・モニタリング
・遠慮しないツイート
・相手のツイッター監視
サポート資源
・昨日のやり取りも全て見てたAさん
・ピアグループ
・モニタリングのためのスキーマ療法の資料たち
・すぐにできるところからモニタリング取り掛かり、時間のかかるところは後回しにできる適応能力
・自分のモードの変化を察知してどのくらいのモニタリングが必要か判断する能力
生得的気質
・早とちりしやすい
・衝動性が高い
・わからないことが苦手
(目に見えないものを把握しづらい)
感想
モニタリングしてみたら意外とスキーマはハッピースキーマだった。モードはあんまりよくないモードだった。なんとなく、自分は悪くないと自信を持っているところで被害感を得たからこういう感じになったのかなぁと。1人モードワークをしてもいいかもしれない。もう少しチャイルドとグッドペアレントの声を聞きたい気がする。
●ピアからのコメント
モニタリングの投稿お疲れさま。
ぼくは昨日の流れを見ていたけど、正直なにがそのブロックした人にとってダメだったのかわからなくて困惑している。その人にとってあなたは支配的?だったんだろうか?傍から見ていたぼくにはどうしてもそう思えない。確かに昨日の場は全体的には反出生主義賛成派っぽい人が多くて、雰囲気は偏っていた気がするから出生主義を語る人からすればひとりで心細かったのかもしれないが、それはその人が勝手に心細さに傷ついただけであって誰かがその人を攻撃したという事実はないんじゃないだろうかと思う。もしかしたらあなたをブロックしたのはその人なりの勝手に傷つかないようにするための自衛なのかもわからないけれど、それなら一言言ってからブロックすべきなんじゃないかとも思う。どうなんだろう。
●Aへの返信
Aさんが私と同じ感覚でホッとしたよ。まあ、Aさんは私と同じだろうとなんとなく思ってたから、そこまでもともと不安ではなくて、むしろAさん以外の人の反応は気になるかも。
ただ、私も相手側の問題かなぁと思っているし、ブロックしたくなるほどなら、理由くらい教えて欲しかったかな。じゃないとやっぱり、納得できないというか、通り魔的にいきなり刺されたって感じで、あんまりいい気分じゃない。
ただ、何もかも話せる人ばかりじゃないというのはスキーマ療法やってるしわかる。だから、相手に求めようとは思わない。だから、自分が受けた被害感をこれ以上大きくしないで、殺意を鎮めていきたいな。相手のことは悪い意味ではなく、どうでもいいから、自分のモードのざわつきをどうにかしたいという気持ちがある。「消えない怒りと殺意リスト」に入る人を増やしたくないし。
●振り返ってみて
今思えば、急に第一段階として、怒り系のモードに入るのはおかしいと思う。よく考えたら、私は怯え怖がる不安なチャイルドモードにほんの一瞬だけ入って、その後、瞬間的に怒り関連モードにフリップすることで脆弱なチャイルドモードによるダメージを回避したのかもしれない。久しぶりだったけど、非常によくあるパターンのフリップで、私にとっては頻出なので、またやってしまった感が強い。しかし、やってしまったと言いつつ、そこまで悪い結果になってないからセルフケアスキルは上がっている気がする。ただ、脆弱なチャイルドを無視してしまう癖は治していきたいから、今後この件について脆弱なチャイルドにヒアリングしようと思う。
サポートありがとうございます。みなさんのサポートは、スキーマ療法や発達障害、当事者研究に関する書籍の購入やスキーマ療法の地方勉強会、ワークショップ開催などの費用に充てたいと思います。